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吉祥寺スターパインズカフェで「ミコイズム」 女性ダンスデュオ20周年で

「DRAMATIC WORKS(ドラマティックワークス)」の新作公演「MICOIZM(ミコイズム)金魚JAM 20th anniversary performance」が開催される「吉祥寺吉祥寺Star Pine's Cafe」の入り口

「DRAMATIC WORKS(ドラマティックワークス)」の新作公演「MICOIZM(ミコイズム)金魚JAM 20th anniversary performance」が開催される「吉祥寺吉祥寺Star Pine's Cafe」の入り口

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 期間限定のダンスパフォーマンスユニット「DRAMATIC WORKS(ドラマティックワークス)」による「MICOIZM(ミコイズム)金魚JAM 20th anniversary performance」が11月10日・11日、曼荼羅グループが営業する「吉祥寺スターパインズカフェ」(武蔵野市吉祥寺本町1、TEL 0422-23-2251)で開催される。

「ドラマティックな金魚たち」で双子の芸妓を踊った渡辺じゅりさん(左)と南彩子さん(写真提供=DRAMATIC WORKS)

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 主宰の振付家・渡辺裕味子さんが公演ごとにさまざまなジャンルのダンサーらを集めてプロデュースし、演出、振付した作品を発表する同ユニット。上演スタイルは1984(昭和59)年の初演から一貫して変わらず、BMWやフォルクスワーゲンのショールームなどでも上演した。

 新作となる同公演は、「金魚JAM」結成20周年の節目にと企画した。渡辺さんは「ドラマティックワークス、最初で最後のアニバーサリー公演となる」と話す。

 金魚JAMは、レギュラーダンサー、南彩子さんと渡辺じゅりさんのデュオと振付家・渡辺さんを合わせたユニット名で、じゅり、彩子と渡辺さんの愛称、みこの頭文字を取って命名したという。

 結成は2003(平成15)年。渡辺さんが古武術からヒントを得た女性同士のリフトなどを取り入れて作品を作り始め、2006(平成18年)年に「ドラマティックな金魚たち」を初演。着物の黒留め袖をまとって踊る花柳界に生きる双子の芸妓とひーさんとの恋物語を描いた作品はシリーズ化された。他に「ソルティ ラブ 甘いだけの恋なんて」「香るあなたの台詞(せりふ)」など合わせて15作品を発表。

 出演は、富山県出身で高校卒業後に上京し、渡辺さんと出会った南さん。高校時代に少林寺拳法を学び、南さんの上京から一緒に踊るじゅりさん。初演でひーさんを演じたミュージカルなどに出演し、1996(平成8)年からレギュラーダンサーの平野亙さん。大学時代、同郷の南さんの紹介で渡辺さんと出会い、「金魚JAM」結成前の2005(平成17)年、3人による作品「JAYD(ジャイド)027」に参加した中川賢さん。中川さんは「りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館」を拠点に活動する日本初公共劇場専属舞踊団のプロフェッショナルカンパニー「Noism1(ノイズムワン)」に、2009(平成21年)から2018(平成30)年まで在籍した。

 衣装は劇団四季など演劇の舞台衣裳、東京ディズニーランドなどテーマパークの衣装などの製作経験を持ち、ドラマティックワークス初演の作品から全て製作に携る中島美保子さんが、「今回もダンサーの邪魔をせず、動きを最大限に引き出す衣装を作る」という。

 「ドラマティックワークスの初演から40年近くの間に、関わるダンサーたちが大きく入れ替わり若返った。金魚JAMの立ち上げからも20年たち、自分のダンスワースが終活期に入った今、こんなアニバーサリー作品もいいかなと考えた」と渡辺さん。「ドラマティックワークスでは珍しいかもしれない楽しい作品になる」とも。

 「久しぶりに着物姿の金魚や懐かしの『JAYD』も登場する。とにかく魅力的なダンサーを見てほしい。一色にとどまらない彼らが持つ色彩や官能美、力強さ、ユーモアを理屈抜きで楽しんでらえたら」と来場を呼びかける。

 上演は、10日=19時30分~、11日=14時~・18時~(受付開始は30分前)。チケットは6,000円(要1ドリンクオーダー)。未就学児入場不可。

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