北海道産の小麦や乳製品などを使い、店内で毎日焼き上げたパンを販売する「ペンギンベーカリー吉祥寺店」(武蔵野市吉祥寺本町2、TEL 0422-27-5325)が吉祥寺の東急裏にオープンして、5月18日で3カ月がたった。
吉祥寺店で人気のペンギンベーカリー創業時から販売する「もちべえ」
同店は、北海道札幌市に本社を置く「ペンギン」の直営店。直営店は19店舗(2026年5月10日時点)。フランチャイズ店は2020年1月、FC展開のため東京支店を開設。2021年1月、1号店の豊田浄水店(愛知県豊田市)オープンを皮切りに、現在全国で46店舗(同)を展開する。
店長の井川直明さんは、同社営業本部技術支援課長として全国でFC店開業を支援してきた。直営店となるPal目白店、麻布十番店の立ち上げを経て、「パン屋の激戦区、吉祥寺への出店に際し、北海道から東京へ単身赴任してオープンに関わった」と話す。
人通りの多い大正通りや昭和通りからアクセスしやすく、住宅街も近い物件を選んだが、ビル側には本来「飲食業の営業不可」という条件があり、交渉は難航した。それでも運営本部開発課が粘り強く交渉した結果、許可を得て開業にこぎ着けた」という。
「オープンから3カ月過ぎたが、店頭では変わらず行列が続いている。平日は近所の主婦、週末はカップルや家族連れが来店する。閉店は21時だが、連日18時には商品が売り切れてしまう」と井川さん。自ら工房に立ち常に焼きたてを販売しているが、「作れば作った分だけ売れてしまう。お客さまの要望に応えるためにフル回転で作っているが、従業員に無理をさせたくない。双方が満足できるバランスをどう取るかが今は悩みの種」だという。
製造工房と売り場を併設した約114平方メートルの店内には、60種類以上の食事パン、菓子パン、調理パン、サンドイッチなどを並べる。
同店の人気商品は、リング揚げパン「もちべえ」(280円)、札幌のソウルフード、ツナサラダを詰めたちくわを使った「ちくわパン」(310円)、「北海道とうきびのコーンパン」(300円)の順。
他に、北海道の唐揚げ「ザンギ」を挟んだ「タルタルザンギバーガー」(450円)、「いつか飛ぶように売れてほしい」との願いから名付けた北海道産小麦「ゆめちから」使用の「とべない食パン」(1斤380円)など。
ザンギ串(420円)、アメリカンドッグ(230円)などのスナックもそろえる。スイーツはペンギン北海道生プリン(390円)など。ドリンクは「よつ葉牛乳」(220円)など。
「通勤・通学前にも利用したい」という声を受けて、3月1日から開店時刻従来の10時から8時へと早めた。「朝食用に購入する客が増え、『朝のパン屋』としての利用が定着してきた」と井川さん。「日常のさまざまなシーンに寄り添える店を目指したい」と意気込みを見せる。
営業時間は8時~21時。