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吉祥寺シアターで「吉祥寺ダンス ラボ」 編み物とダンスのコラボレーション

「エコトーン ECHO-TONE」メインビジュアル

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 オリジナルダンス企画「吉祥寺ダンスLAB.(ラボ)」第4弾となる公演「エコトーン ECHO-TONE」が2月11日から、吉祥寺シアター(武蔵野市吉祥寺本町1、TEL 0422-22-0911)で開催される。

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 「ラボ(実験室)」と題し、今注目すべき若手ダンサーと他分野のアーティストらを結び付け、新たなダンスの展開や可能性を模索する企画。「Baobab(バオバブ)」を主宰する振付家、ダンサーの北尾亘さんと、音楽家のASA-CHANG(あさちゃん)さんがコラボレーションして上演した2019年3月の第1弾を皮切りに、第2弾は2020年1月、振付家でダンサーの岩渕貞太さんと、作家・演出家・音楽家の額田大志さんがコラボした。第3弾は同年12月、ダンスデュオ「かえるP」を迎え、「吉祥寺シアターがもしも公園だったら?」をテーマに新型コロナ禍以後の劇場の在り方を模索した。

 今回は美術家の力石咲さんと、ダンサー・振付家の水越朋さんによる編み物とダンスのコラボを上演する。同シアターの大川智史さんは「タイトルのエコトーン(ecotone)とは、異なる環境が緩やかに推移、移行する場所のことを指す言葉。井の頭公園のほとりから着想を得た2人が、池と陸、自然と都市、街と劇場など、2つの環境を行き来しながらさまざまな要素を編み込み、また解きほぐしていく」と話す。

 力石さんは1982(昭和57)年、埼玉県生まれ。多摩美術大学卒業。ネットワークをテーマとする作品を手掛け、編むという手法によって場所が内包するつながりを編集し、インスタレーション作品として提示するなど活動を続ける。

 水越さんは1988(昭和63)年、神奈川県生まれ。桜美林大学の演劇専修を卒業後、2014(平成26)年からソロダンス活動を開始する。劇場、アートスペースのほか山村地域の民家などさまざまな場所で公演を行う。

 「しなやかで力強い身体性が魅力の水越さんと、ニット(編み物)を使った作品を数多く手掛ける力石さん。ダンスと編み物という2つの視点が響き合う『echo(エコ)=新しい環境づくり』としてのダンス公演を楽しんでもらえたら」と来場を呼び掛ける。

 開催時間は11日=17時~、12日・13日=14時~(受付開始は45分前)。チケットは、一般=3,000円、武蔵野市民=2,500円(在住・在勤・在学)、U29(29歳以下)=2,000円、高校生以下=1,000円(以上、要証明)。未就学児入場不可。

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