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吉祥寺シアターでワークショップ「公演を企画・製作してみよう」

前回の「吉祥寺シアター演劇部」ワークショップの様子

前回の「吉祥寺シアター演劇部」ワークショップの様子

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 青少年向けのワークショッップ「吉祥寺シアター演劇部2023」が8月19日・20日の2日間、「吉祥寺シアター」(武蔵野市吉祥寺本町1)けいこ場で開催される。

今回講師を務める小西力矢さん

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 毎回テーマを決め、講師を招いて開くワークショップ。今年2月に行った前回は「コメディの演じ方を考えよう~言葉と体でエラーをおこす~」をテーマに掲げた。2015(平成27)年からコントの舞台「明日のアー」を主宰する大北栄人さんが講師を務め、座学と実技の両面から「面白いとは何か」について意見を交わし、小さなコメディーの実演を作ることを目指した。

 同シアターの担当者によると、演技することが初めての参加者から「受け手にどう伝わってほしいかを考えながら演じることができた気がする」という声や、お笑いコンビを組んでいる参加者から「コメディー作りで簡潔に整理しながら一つの設定を面白くしていく方法はすごく勉強になった」など反響があったという。

 今回は「公演を企画・製作してみよう」をテーマにする。講師の小西力矢さんは、2015(平成27)年に「しあわせ学級崩壊」を旗揚げし、2022年に解散するまで同劇団の脚本、演出、音楽を担当。現在は同シアター職員を務める。「架空の劇団のメンバーになり架空の公演を立ち上げる」という設定で、会場や料金の設定、予算組み、広報計画など公演を行うために必要な事柄を話し合いながら体験する。立ち上げた企画を元に、作品のクリエーションを行い、ディスカッションによるシーンの作成にも挑戦する。

 小西さんは「自分で演劇を作ってみたいが、何をすればいいか分からないという人や、これから本格的に演劇を始めたいが仲間がいなくて不安など、悩みを抱えている人は少なくないと思う。一つの作品を作って上演するためには考えなければいけないことが多いが、演劇を続ける中で『劇団』だからこそ乗り越えられることもあると思う。今回の体験を通して、演劇の世界に足を踏み入れ、困難を乗り越えられるよう後押しできれば」と話す。

 開催時間は13時~18時(各回同一内容)。対象は劇団の活動に興味のある15歳~25歳。演劇経験の有無は問わない。定員は各回10人(先着順)。料金は、18歳まで=500円、19歳以上=1,000円。7月15日から専用フォームで申し込みを受け付ける。

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