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吉祥寺で中川五郎さんとサエキけんぞうさんが対談 フォークの時代を深掘り

前回の対談の様子

前回の対談の様子

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 「中川五郎とサエキけんぞうの対談VOL.5」が3月24日、吉祥寺の「gallery shell102(ギャラリーシェル・イチゼロニ)」(武蔵野市吉祥寺南町2、TEL 0422-29-8900)で行われる。

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 1960年代からフォークシンガーとして活動を続ける中川五郎さんの歌と、ミュージシャン・作詞家・プロデューサーとして活躍するサエキけんぞうさんとの対談企画。

 中川さんは1949(昭和24)年、大阪生まれ。1960年代半ばからアメリカのフォークソングの影響を受けて曲や歌を作り始め、1968(昭和43)年に「受験生のブルース」などを発表。1970年代は音楽に関する文章や歌詞の対訳などを中心に活動し、1990年代以降は小説の執筆や、米国人作家チャールズ・ブコウスキーの小説の翻訳なども手がけている。

 同ギャラリーで 2022年7月に始まった対談も、今回で5回目を迎える。

 1950年代に始まり、日本のフォークが生まれた1960年代の日本の音楽シーンとその背景を深掘りした1回目~3回目。4回目では重苦しさが漂う70年代の始まりについて語り合い、5回目の今回は、関西から上京してきた中川さんが過ごした東京での音楽、日本のフォークシーンを語る時には外すことができない高田渡さんとの交流や当時の文化を語るという。

 店主の鈴木知子さんは「70年代、あの時代の吉祥寺はフォークの街だった。今だから聞くことができるあの時代のことを、音楽を通して探っていけたら」と話す。

 「日本のフォークの歴史をひもとくことは、戦後日本の音楽界だけではなく、当時の日本の世相を語ることになる。音楽と文学と芸術と活動の全てが、一塊のようにうごめいていた当時のエネルギー。当事者だから感じていた、失望と希望。今だからこそ聞くことができる話が詰まっているので、ぜひ見に来てほしい」と来場を呼びかける。

 開催時間は15時~18時(14時30分開場)。参加費は2,500円(要1ドリンクオーダー)。定員は先着20人。申し込みは予約フォームで受け付ける。

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