食べる 買う

吉祥寺のグルテンフリー専門店「ウェア・ イズ・ ア・ ドッグ?」が3周年

吉祥寺の中道通りから路地を入った場所で営業するグルテンフリーのカフェ&ショップ「Where is a dog?」の外観

吉祥寺の中道通りから路地を入った場所で営業するグルテンフリーのカフェ&ショップ「Where is a dog?」の外観

  • 18

  •  

 吉祥寺の中道通りから路地を入った道沿いでグルテンフリーのパンなどの販売や食事提供を行うグルテンフリーのカフェ「Where is a dog?(ウェア・ イズ・ ア・ ドッグ?)」(武蔵野市吉祥寺本町2、TEL 0422-27-2812)が早稲田から移転して、4月15日で3周年を迎える。

飾った猫の中に1匹だけ犬が隠れている「Where is a dog?」の店内

[広告]

 経営は、オーストラリアのブッシュフード(アボリジニが利用してきた植物等) を中心に、グルテンフリー食材を販売する「DAYS FACTORY」(新宿区)。

 同社社長で店主の宮田信明さんが2017(平成29)年9月、早稲田で始めた同店。夏目坂の中腹にあった古民家で、夏目漱石も宮田さんも猫好きなことから店内に猫の置物をたくさん飾っていた。

 店名は「外国人に会話で店に興味を持ってもらいたいと猫の中に犬を1匹置き、『Where is a dog?』と話しかけたこと」がきっかけで、「遊び心」から付けたという。

 2021年、道路拡張工事で店が取り壊しになり、「コロナ禍真っただ中だったが、街に力とにぎわいがあり、海外から旅行者も訪れる場所だった吉祥寺」を選んで移転した。「物件が静かな環境にあったことも決め手だった」と振り返る。

 「日本では食べるものがないと話す外国人に、体に合うだけでなく普通においしいものを食べてほしいと始めたが、アレルギーの子どもを持つ母親の料理の手間軽減にも貢献できるようになった」と宮田さん。「グルテンフリーとビーガンの両方に対応する店はまだ少ない」とも。

 店舗面積は45平方メートル。店内には猫と犬の置物と猫の画像や絵を飾り、テープル8卓と椅子16脚を備える。

 「食べたら、アレルギーが出た」とならないよう宮田さんが材料を「吟味」。妻の由美さんとスタッフの3人で調味料から全て手作りするメニューは、ライスボウル、グリーンカレー(以上、チキン・ビーガン1,380円)、ひよこ豆、パン、サラダ、スープ、炊き込みご飯から成る「ビーガンスペシャル」(1,980円)など。他に、カスクート(バゲットサンド)、ベーグルサンド、サンドイッチ、パスタ、パングラタン、ドリア、ピザなども用意する。

 スイーツはワッフル、パンケーキ(以上1,500円)、ココナツ葛(クズ)プリン(880円)など。アルコールはグルテン含有量が少ないものをそろえる。販売するパンは、ライスブレッド5種類、ベーグル約12種類、バゲット5種類。スイーツは、カップケーキ、クッキー、パウンドケーキなど。

 「吉祥寺在住の外国人だけでなく、グルテンフリーやビーガンを必要とする人の来店が増えた」と宮田さん。「安全に食を楽しめる当店の商品を全国の人に届けるために吉祥寺から情報を発信していきたい」と意気込みを見せる。

 営業時間は12時~21時。

ピックアップ

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース