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吉祥寺の野菜カフェ・レストラン「八十八夜」、15周年で「野菜塾」

講師の内田悟さん。

講師の内田悟さん。

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 吉祥寺通り沿いの野菜カフェ・レストラン「八十八夜」(武蔵野市御殿山1、TEL 0422-24-9490)で2月29日、「築地御厨(みくりや)」の内田悟さんによる「野菜塾」が開催される。

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 昨年11月で15周年を迎えた同店。記念イベントとして、開店以来の仕入れ先である青果店「築地御厨」の内田悟さんによる講演会を企画した。

 内田さんはフランス料理の修業後、26歳から23 年間、築地場内の青果納品業者に勤務。初めて「有機無農薬野菜コーナー」を立ち上げた。2007(平成19)年より、「普通の人にこそ野菜のことを知ってほしい」との思いで、各地で「野菜塾」を開いている。

 講演会は2部構成。1部では「人と野の菜の共生の話」と題した講義の後、内田さん手作りの季節のミネストローネ、キンカンジャムとトマトと菜花のマリネをトッピングした「ブルスケッタ」など旬の野菜を中心としたメニューを試食する。2部では「内田流 野菜の目利き8カ条」と題し、野菜を選ぶ際の目利きのポイントや調理での扱い方を学ぶ。

 内田さんは「今回は冬の終わりと春のはしりの野菜について伝えたいと思ったので、開催日もあえてうるう年のうるう日にした。吉祥寺の街には、食を大事にしている方々が多くいらっしゃると感じているので、よくある知識ではなく、私なりの工夫をたくさんお伝えしたい」と意気込みを見せる。

 「一人でも多くの方に、食材である『野菜』との付き合い方を知ってほしい。旬の野菜は時期で変わる。はしり・真ん中・終わりという3つの時期によって野菜への包丁の入れ方も変えると、野菜の味を最大限に引き出せる」とも。

 長谷川まゆき店長は「野菜は毎日の食卓にさまざまな彩りを与えてくれる。一つ一つの野菜の長所や短所を知ることで、自宅でも今まで以上においしく野菜を食べられる。男性・女性どなたでも参加して、野菜への興味を持っていただれば」と呼びかける。

 開催時間は15時30分~18時。定員は先着35人。参加費は8,000円。電話、ウェブフォームと店内で受け付ける(店内申し込みは7,000円)。

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