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吉祥寺のバックブランド「コアルー」が新たな販売チャネル

事業「コアルーのサテライトストア」を立ち上げたコアルーの池成姫(チーソンヒ)社長

事業「コアルーのサテライトストア」を立ち上げたコアルーの池成姫(チーソンヒ)社長

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 吉祥寺発のバッグブランド「COAROO(コアルー)」(武蔵野市吉祥寺本町2、TEL 0422-27-6328)が3月25日、「コアルーバッグ」の販売チャネルを広げる取り組みとして「サテライトストア」を始めた。

「コアルーのサテライトストア」の仕組みと配布するリーフレット

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 同社社長の池成姫(チーソンヒ)さんが開発したコアルーバッグは、特許を取得した「コアルーストラップ」を使ったバッグ。日本のおんぶひもとたすきからヒントを得て、ショルダーやリュック、前抱えなど5通りの掛け方を提案する。

 「2010(平成22)年の設立以来、武蔵野市が土産に認定する『むさしのプレミアム2016』に選ばれるなど、知名度は上がってきたが、機能が良いだけでは売れない」と悩み続けてきた池さん。考え抜いた末、思いついたのは「個人で販売してくれる人たちに利益を還元する仕組みを作りたい」ということだった。

 「そういう人たちに支えられて今までやってきた」ことがその理由だという。「個人のつながりを通じて、コアルーバッグの『楽ちんさ』を必要とする人に届ける方法を形にしたのがサテライトストア。良いものを良いと思う人が良い形で伝えること。これは売り方の発明」と話す。「コアルーの理念はOnly One、Communication、WinWinWinだが、ストアも、売り方がOnly One、売る人とのCommunicationを密にする、お客さま、ストア、コアルーがWinWinWinの三方良しになると理念に合う新事業だと確信した」とも。

 吉祥寺を中心に10店舗ほどで始めた同ストア。一般募集も始めるが、「先行店の様子を見ながら、意見を吸い上げ、仕組みを整えていく。運営は規約を決めてぶれないようにする」と話す。参加者は「コアルーに思い入れがあり、良さを発信してくれる人」を池さんが判断して選ぶという。

 製造、運営、管理は全て同社が担う。同ストア内には3月11日発売の新商品で、ストラップの付け替えができる「ハロナ」(1万2,375円)、マザーズバッグにも使えるニューマルシェ(1万2,980円)、コンパクトサイズのマリー(1万1,000円)など、同社とほほ同等の商品をそろえる。価格は定価の5%引きに設定。顧客情報は双方がリアルタイムで共有する。

 販売は同社が用意したリーフレットに専用QRコードのシールを貼り付けたものを配布して行う。QRコードだけの配布でもいい。販売手数料は定価の約25~30%。発注後の商品発送や交換、顧客への対応も同社が行う。「仕組みが分かりやすく、ノーリスクなので、多くの参加者を募り、参加者が結果を出せるようにサポートしていきたい」と池さん。

 「サテライトストアを通じて子育てや仕事で荷物が多い人やバッグが重い、肩から落ちるなどに悩む人にコアルーの名前を知らせていきたい」と意気込みを見せる。

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