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三鷹のジャム工房「ミジャム」が5周年 手作りマーマレードやジャム販売

銀賞のベルガモット(左)と銅賞の八丈フルーツレモン(右)を手にする「Miジャム」店主の伊藤理子(みちこ)さん

銀賞のベルガモット(左)と銅賞の八丈フルーツレモン(右)を手にする「Miジャム」店主の伊藤理子(みちこ)さん

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 吉祥寺のイベントなどを中心にマーマレードや季節の果物を煮た手作りジャムを販売する「Miジャム(ミジャム)」(三鷹市下連雀4、TEL 0422-26-9487)が工房を開いて3月30日で5周年を迎える。

「むさしのプレミアム」2024で準大賞受賞「Miジャム」の「むさしのくだもののジャム」

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 店主の伊藤理子(みちこ)さんがマーマレードを作り始めたのは2005(平成17)年。「30歳くらいの頃、たまたまミカンがたくさん手に入ったので作ってみたくなったのがきっかけ」と振り返る。

 作るジャムの種類や量が増えたため開業して販売することを決め、2019年に工房を立ち上げた。農家からの材料の仕入れからジャム作り、販売までを一人でこなすため、店舗は持たず、出店したイベントや「JA東京むさしの(武蔵野新鮮館)」などの取扱店で販売する。

 工房名の「Miジャム」は、みちこのMiを取って付けた。「実、魅力、三鷹、未来などにも通じるとの思いも込めた」とも。

 「添加物は使わず、北海道産てんさい糖のグラニュー糖だけで煮ることで素材の味をそのまま詰め込むことにこだわった」と伊藤さん。瓶のサイズは大・中・小を用意。「お客さまの声で 50グラムの小サイズを作り続けている」という。「広島、静岡、山形、青森、八丈島などの農家との縁を大切に、市場に出回る前の味をジャムにして伝えたい」とも。

 武蔵野市が土産として認定する「むさしのプレミアム」で2024年準大賞の「むさしのくだもののジャム」(100グラム700円または800円)や、既に認定済みのリンゴを煮詰めたジュレジャム「りんごみつ」(50グラム450円など)を販売する。

 マーマレードは2023年開催の「第5回ダルメイン世界マーマレードアワード&フェスティバル日本大会」で銀賞の「ベルガモットマーマレード」(50グラム450円など)、銅賞の「八丈フルーツレモンマーマレード」(50グラム400円など)など。「果物の果肉が楽しめる個性的な味わい」だという季節のジャムは、東京キウイグリーン、東京いちご(以上50グラム400円など)、バナナ&ベリー(100グラム700円)などを用意する。

 「イベントでの販売が軌道に乗りそうになったときコロナ禍に遭ったが、お客さまからのリクエストが工房を続ける原動力になった」と伊藤さん。「吉祥寺はマルシェなどのイベント好きが多いので、リピート購入や感想を伝えてくれる雰囲気がある。自分がやりたいことを認識して、これからもお客さまに喜んでもらえるジャムを作り続けたい」と意気込みを見せる。

 注文は随時、通信販売で受け付ける。

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