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三鷹のビール醸造所「OGAブルーイング」ラベルデザインコンペ 受賞者発表

受賞作品をラベルにあしらった「KICHIJOJI IPA」。中央が最優秀賞

受賞作品をラベルにあしらった「KICHIJOJI IPA」。中央が最優秀賞

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 三鷹でクラフトビールを醸造する「OGA BREWING(オージーエー・ブルーイング)」(三鷹市下連雀4)が開いた「ラベルデザインコペティション」の授賞式が5月19日、行われた。

授賞式に参加した受賞者のみなさん

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 運営するOGA BREWING COMPANY(同)社長の小笠原恵助さんが、クラフトビールの魅力を広めたいとビアバーからスタートし、2018(平成30)年に現在の「OGA BREWING CAFE」(同)店舗内に設備を整え、醸造を始めた。同コンペティションは昨年12月、「クラフトビールに興味を持ってもらえるきっかけづくり」の一環として、「KICHIJOJI IPA」をお題にラベルデザインの募集を始めた。

 最優秀賞を受賞したのは山田夏菜さん。「働きながら絵を描いている。CDジャケットを描くのが一番の夢で、今回チラシを見て参加した。初めて自分の絵が形になってうれしい」と話す。優秀賞を受賞した板野奈月さんは「地方から東京に来て、20歳になったところ。見知らぬ吉祥寺とビールに詳しくなる良い機会になった」と話す。

 審査員特別賞として建築家の隈研吾賞を正木弥生さん、イラストレーター・羊毛作家の緒方伶香賞を菅真佑紀さん、アートディレクターの近藤ジョージ賞を瀬山岬さんが受賞した。授賞式では動画で、隈さんが「どの案も魅力的だった。最終的にかわらしい池とスワンボートのイラストを選んだ」、緒方さんが「在住している吉祥寺はとても愛着がある。真っ先に目に飛び込んだイラストの楽しそうな様子に心引かれた」とそれぞれコメントを寄せた。会場で受賞作品をラベルにしたビールを各受賞者に手渡した近藤さんは「飲んだ時のイメージなどそれぞれの感覚が出ていると思った。絵は言葉で伝えきれないものを伝える手段だと感じた」と話す。

 受賞作品は5月末から同ブルワリーのECサイトのほか、近隣のセブンイレブンなどでも販売を予定する。

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