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紅茶専門店「ジークレフ」吉祥寺本店が移転1周年 試飲コーナーも

創業の地、プチロードから移転し、吉祥寺通り沿いで営業する「TEA MARKET Gclef(ティーマーケット・ジークレフ)」の外観

創業の地、プチロードから移転し、吉祥寺通り沿いで営業する「TEA MARKET Gclef(ティーマーケット・ジークレフ)」の外観

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 吉祥寺通りでシングルオリジンティーを中心に販売する紅茶専門店「TEA MARKET Gclef(ティーマーケット・ジークレフ)吉祥寺本店」(武蔵野市吉祥寺本町1、TEL 0422-29-7229)が5月26日、プチロードから移転して1周年を迎える。

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 カフェの運営やオンラインショップで茶葉の販売を行う桐葉舎(吉祥寺北町)が経営する同店。店長の馬場梨沙子さんは「個性的な店が多く、伸び伸びとした雰囲気だったことから吉祥寺を創業の地に選び、1996(平成8)年以来、プチロードで営業を続けてきたが、ビルが老朽化で解体されるため、昨年移転を決めた」と話す。「26年の間、一人一人のお客さまの好みに合わせ、期待を上回るお茶を提案することで築き上げてきた信頼関係を続けたい」と、移転先はできるだけ近いところを探し、歩いて数分の吉祥寺通り沿いを選んだという。「プチロードはまさしく小道だったが、今は大通りに面しているので、若いお客さまが増えた」とほほ笑む。

 店舗面積は約42平方メートル。店内にはテープル2卓とソファーを備えた試飲コーナーを用意。選んだ茶葉に合う方法でスタッフがいれた紅茶を試飲できる。

 扱うのは農園と生産者名を明示したシングルオリジンティーが中心。馬場さんは「茶を追い求めていくうちに、一期一会で出合った作品としての茶を、作り手の創意を尊重して提供したいという思いから」だと話す。

 紅茶はダージリンやアッサムなどのインド茶、スリランカ(セイロン)茶、ミントがスパイスのミントマサラチャイ(リーフ50グラム袋1,296円)、バラの香りのローズペコー(ティーバッグ10袋972円)などを用意。リーフは缶(50グラム)でも販売する。台湾茶を合わせて常時45~50種類を用意。季節ごとに摘みたての茶葉もそろえる。他にトロピカルフルーツなどのジャム(120グラム950円)9種類も用意。

 アイスティー用や中元などへのニーズに対応してギフトセットもそろえる。夏に「お薦め」のダージリンセカンドフラッシュシーヨック農園、アッサムセカンドフラッシュドームニ農園など6種類のお茶を組み合わせた「夏のパーフェクトセット」 (リーフ50グラム袋×6袋、8,640円)、季節の新茶とジャムを合わせた「ニルギリシーズナルパークサイド農園とパインマンゴージャム・パインココラムジャムのセット」(3,240円)など。

 店名の「ジークレフ」はト音記号を表すことから、「五線譜の最初にあり、曲の始まりあるジークレフ=ト音記号を創業のブランドとした。今後さまざまなことを展開していくための最初の一歩にしたい」と名付けたという。

 移転して1年。馬場さんは「お茶は飲み手の心や生活の豊かさに資する飲み物。これからもお客さま一人一人の心の豊かさに貢献できるような店であり続けたい」と意気込む。

 営業時間は11時~19時(土曜・日曜・祝日は20時まで)。

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