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「イイダ傘店」で日傘・雨傘展 2年ぶり、武蔵境のアトリエ初お披露目

「イイダ傘店」が手がける傘「くわの実」(イメージ)

「イイダ傘店」が手がける傘「くわの実」(イメージ)

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 オーダーメード傘店「イイダ傘店」の「令和四年秋 日傘・雨傘展」が9月2日、同店のアトリエ(武蔵野市境2)で始まった。

傘生地やテキスタイル柄から作られたグッズ(イメージ)

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 飯田純久さんがデザインから布を作り、日傘、雨傘を一本一本手作りする。店舗はなく、年に2回、全国を回って新作デザインの発表と受注会を行う。2016(平成28)年に吉祥寺にアトリエを構え、受注会のほか吉祥寺や同店にゆかりのある店、人気作家などが出店する「夏市」なども行ってきた。2020年4月に武蔵境へ移転。新型コロナウイルスの影響で東京では2年ぶりのリアルな場での受注会となり、同アトリエも初お披露目となる。

 広報の高山真衣さんは「吉祥寺からの移転は少し寂しい気持ちもあったが、床を貼り、トイレやキッチンを作るなどフルリノベーションして道具を入れると、すぐに傘店の雰囲気が戻ったように感じた」と話す。

 今回は日傘の新作発表を兼ねる。「涼しげな麻布や、刺しゅうの布、泥染めの布を傘に仕立てた。アーカイブと合わせて好みのデザイン、持ち手、サイズ、名入れなどを選んでもらえたら」と高山さん。製作期間は約半年で、受注品は2023年の春先に発送する。

 傘に使う生地やテキスタイル柄から作ったグッズも販売する。新作の巾着ショルダーバッグ、定番のミニタオルやケータリングバッグ、コマバッグのほか、スケッチ型と文字が書き込める大型の2種類を用意する2023年度版のカレンダーなど紙製品を並べる。

 高山さんは「武蔵境は商店街をはじめ飲食店、花店、パン店など雰囲気の良い店があって、とても過ごしやすい。今回のアトリエお披露目でようやく当店も武蔵境の街の仲間入りができるように感じている。好みの傘に出合ってもらえたら」と来場を呼びかける。

 開催時間は11時~17時。9月12日まで(5日・6日は休み)。今月29日までオンラインでも受注会を行う。

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