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テラッコレクティブが「アートプロジェクトの0123」 レクチャーコース受講者募る

昨年度、北川フラムさんを講師に迎えた回の講義風景

昨年度、北川フラムさんを講師に迎えた回の講義風景

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 アートプロジェクトを実践的に学ぶ入門講座「2022年度アートプロジェクトの0123(おいっちにーさん)」のレクチャーコースが10月11日に始まる。主催する「Teraccollective(テラッコレクティブ)」(武蔵野市)が現在、受講生を募集している。

今年度、初回の講義の講師を担当する小川希さん

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 同プロジェクトは吉祥寺のギャラリー「Art Center Ongoing(アート センター オンゴーイング」代表の小川希さんが企画立案し、高円寺駅~吉祥寺駅間をメインにJR中央線エリアで行った地域密着型アートプロジェクト「TERATOTERA(テラトテラ)」の一環として2010(平成22)年から2019年まで7期にわたって展開してきた。テラッコレクティブは、イベントを支えるボランティアスタッフが立ち上げた団体で、小川さんが理事を務め、2021年から同活動を引き継いだ。

 担当者は「コロナ禍を配慮しオンラインで講座を開講してきたが、首都圏近郊以外の関西圏や北海道からの受講者もあった。レクチャーコースは昨年度から講師陣を一新し、よりバラエティーに富んだ内容で行う。日頃現代アートに触れている人から、あまり知識のない人まで、幅広く参加できる内容になっている」と話す。

 「アートの歴史、概念を学ぶ」「アートを語る力、書く力を身につける」「アートプロジェクトに参加し、体感する」の3つをテーマに掲げ、現代の美術の潮流を理解するため、各回で異なるテーマを設け、具体例を基に学習する。

 全10回で、小川さんが講師を務める第1回は「アートマーケットとアートアクティビズムの対立を超えて」を主題に、芸術複合施設運営を基盤とするアートプロジェクトの作り方などを学ぶ。ほかにアーティスト集団「Chim↑Pom from Smappa!Group(チンポム フロム スマッパグループ)」の卯城竜太さん、東京オペラシティアートギャラリー、チーフ・キュレーターの天野太郎さん、ワタリウム美術館CEOでキュレーターの和多利浩一さん、岡山大学准教授の松村圭一郎さん、アーティストの毒山凡太郎さん、キュレーターの山峰潤也さん、アーティストの百瀬文さん、アート・コレクターで横浜美術大学教授の宮津大介さん、インディペンデントアーティストのトモトシさん(登壇順)が講師を務める。

 原則として隔週火曜にオンラインで行う(一部対面受講あり)。開講時間は19時30分~。見逃し配信も予定する。定員は50人。受講料は一般=2万5,000円、学生=1万5,000円。9月30日申し込み締め切り。

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