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吉祥寺の「イイダ傘店」で日傘・雨傘展 陶芸家・山野辺彩さんと持ち手制作

「イイダ傘店」が陶芸家、山野辺彩さんと制作する傘の持ち手

「イイダ傘店」が陶芸家、山野辺彩さんと制作する傘の持ち手

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 飯田純久さんが手掛ける傘のオーダー会「平成三十年秋 日傘・雨傘展」が9月1日から、吉祥寺のイイダ傘店(武蔵野市吉祥寺本町4)で開催される。

新作のテキスタイルより「春の花」

 飯田さんのデザインから布を作り、雨傘、日傘を一本一本手作りする同店。店舗を持たず、年に2回、同アトリエをオープンするほか、全国を回って新作デザインの発表と受注会を行う。

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 今回は初めて、傘の持ち手を陶芸家・山野辺彩さんとコラボして制作、新作のテキスタイルとともに発表する。益子を拠点に活動する山野辺さんは1983(昭和58)年福島県出身。武蔵野美術大学在学中に作陶を開始し、2010年の初個展以来、展示会を中心に活動する。

 プレスの高山真衣さんは「華やかな絵付けや器など山野辺さんの作品はもともと好きで、2015年、設立10周年記念の時にコラボレーションプレートを作っていただいたり、8月に行った『夏市』にも参加していただいたりしていた。普段、器以外はほとんど作られていないが、一緒に制作できたらと思っていたコラボが今回実現し、いろいろな組み合わせの持ち手が出来上がった」と話す。

 テキスタイルは無地のコットンを、内側と外側と色を変えて二重張りにした「二重(ふたえ)」や、生地に刺しゅうを施した「空の鳥」「ぶどうパン」「ふきのとう」、プリントで制作する「春の花」の5種類で、それぞれ色違いを展開する。

 これまで食パンやクロワッサンなどのデザインもあったパン柄。飯田さんは「日々の暮らしの中で野菜など、切るごとに一つ一つ断面が違うものなど面白くてスケッチする。一枚ずつ表情が異なるぶどうパンも、そのイメージを刺しゅうで生地にできたらと思った」と話す。

 「春の花も、実際に近所で見つけた葉をスケッチしていたものを集めたデザイン。布作りをする時に、刺しゅうやプリントなど、今、布にしてみたいと思うイメージに合わせて、ここ1年くらいのスケッチを振り返ってみる」とも。

 陶器の絵付けは山野辺さんがオリジナルで描いた植物や鳥、傘などのモチーフが並ぶ。「何度もオーダー会に足を運んでくれるお客さまにも、初めてきてくださる方にも、これまでと違った新しいチャレンジを見てもらえたら。近隣のお店を巡りながら散歩がてら足を運んでいただければ」と呼び掛ける。

 開催時間は11時~18時。9月10日まで(同3日・4日は休み)。