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吉祥寺の器ギャラリーで谷野明子さんと二井内覚さんの二人展

谷野さん(左)と二井内さん(右)の器(撮影=北原徹)

谷野さん(左)と二井内さん(右)の器(撮影=北原徹)

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 吉祥寺駅公園口から徒歩3分、弁天通り沿いにある器を扱うセレクトショップ「kahahori(かはほり)」(武蔵野市吉祥寺南町2、TEL 0422-90-7081)で7月16日、谷野(たにの)明子さんと二井内覚(にいないさとる)さんの二人展が始まる。

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 谷野さんは「私が出会った器好きの方は、器が好きすぎて使う時はもちろん、『洗って食器棚に戻す作業までもが楽しい』とおっしゃっていた。私が目指す器作りは、そのように愛(め)でていただけるものを作り出すこと。絵付けをしている時に心掛けていることは、モチーフを愛でること。ものがあふれる世の中、一点一点大事に作品を生み出していきたい」と創作の心情を話す。

 二井内さんは「佐賀県で主に土ものの食器を制作。中でも黒っぽいマットな質感の鉄白(てつじろ)と呼んでいるシリーズと、青っぽいマットな青白(あおじろ)シリーズをメインに作陶。少し緑がかった光沢のある長石釉(ちょうせきゆう)を使った食器も少し出品。鉄白と青白の器は光の具合によって違った表情に見え、写真と実物では印象が変わるので、実際に手に取り器の表情を見てもらえれば」と作品の特徴を話す。

 同展を企画する店主の上松美保さんは「ふとした日常からのインスピレーションさえも、創作の波にのせて独自の世界を作り出す谷野さんの図柄にはファンも多い。マットな質感に青、白、グレーなど複数の色を幾重にも重ねたような二井内さんの器は、まるで絵画を見ている時のような喜びを思い起こさせる。そんな2人のさまざまなアイテムがそろうこの機会にぜひ、足を運んでいただければ」と来店を呼びかける。

 会期中の営業時間は12時~19時。7月24日まで。16日は谷野さんが在店。18日正午から通販にも対応。

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