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吉祥寺の「ギャラリー イロ」で山口陽介さん原画展 作品世界を音声iPodで提供

「大宇宙深海底説」 ©2018 Yoske Yamaguchi

「大宇宙深海底説」 ©2018 Yoske Yamaguchi

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 画家・山口陽介さんの原画展「くうきにであうひ。」が6月8日から、吉祥寺の「GALLERY IRO(ギャラリー イロ)」(吉祥寺本町1)room3で開催される。主催は世界放浪絵描PROJECT。

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 山口さんは1986(昭和61)年和歌山県生まれ。2009(平成21)年に和歌山県で第1回「ヨウ絵画展」を行う。2011(平成23)年、北海道の洞爺湖町へ移住し「世界放浪絵描PROJECT」を開始。以降、国内をはじめカンボジアやフィリピンなど海外でも活動する。

 東京での個展は初めて。山口さんは「いつも感じている宇宙の不思議な世界や、『ある・ない』の世界の作品を届ける」と話す。

 24点を展示する。同プロジェクトマネジャーの田代潤さんは「0.8ミリのカラーボールペンで緻密に描き込んだ作品や、絵の具と水の繊細かつ大胆なグラデーションの美しさが特徴。全ての作品に、山口が絵と共に生み出す物語を添えていて、見る人が自由に想像を膨らませながら絵本のように楽しんでもらえるのでは」と話す。

 音声でも鑑賞できるよう、山口さんが朗読した物語が入ったiPodを無料で貸し出す。「NHKなどの番組を手がける演出家に監修をお願いして収録した。聞いたり想像したりしながら、山口の絵の世界観に深く触れてもらえたら」と田代さん。イヤホンは来場者が持参する。

 「山口の個展は、物語が伝える心の光と陰と優しさに共感し涙を流される人や、会期中に何度も足を運ばれる人も多い」と田代さん。山口さんは「見ること、聞くことを使って作品に触れ、不思議な空間を感じてみてほしい」と呼びかける。

 開催時間は12時~18時(最終日は17時まで)。入場料は来場者が任意で決める(1円~)。6月12日まで。

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