吉祥寺駅北口駅前広場で、11月3日に行われた「吉祥寺イルミネーション」の点灯式に、初めて「大吉祥抽選会」がコラボ参加し、1m大の巨大ガラポンを使った抽選会を行った。街はコロナ後、互いに協力しあって復興をめざし始めた。そもそも歴地ある違う主催のイベントが、このように協力し合うことが街の取り組みとして初の試み。

吉祥寺の地元主催の「点灯式」、初の「抽選会」コラボ実現

　「大吉祥寺抽選会」イベントは、通算30回以上開催され、吉祥寺イルミネーション」点灯式は、1987年（昭和62年）に開始。それぞれ歴史あるイベントだが、コラボしたことはない。 今年度は、吉祥寺活性化協議会/イルミネーション実行委員会/大吉祥抽選会実行委員会が発案の段階からともに協議し、コロナ後の吉祥寺を活性させるため、この取り組みが実現した。
　点灯式では、カウントダウンの後、真ん中に高さ6メートルにも及ぶ巨大円錐形ツリーイルミネーションが点灯した。

　「大吉祥抽選会」は、吉祥寺の北口・南口にある地元各商店会と大型店舗らが参加。参加店で買い物をしたレシートを、スマートフォンで撮影し、専用サイトから応募。税込3,000円以上（レシート合算可）で1回応募できる。主催は、吉祥寺活性化協議会/大吉祥抽選会実行委員会。後援は、武蔵野市。

　「数年前にガラポンからデジタル式に代わったが、やはりお客様がその場で参加できるガラポンの良さも取り入れたいという思いから、今年は買物レシートで参加できるデジタル抽選会に加え、吉祥寺イルミネーション点灯式会場『はな子マーケット』に、1日限りの巨大ガラポンを登場させた」と、同イベント実行委員長の小松由美さんは話す。

　景品は、ホテル宿泊券が当たる「特賞」、吉祥寺ならではの体験型プレゼント「エンジョイ吉祥寺賞」、商店会や大型店の店舗からセレクトされた人気の商品「大吉祥賞」の3つのカテゴリから選んで応募できる。

　「昨年まで景品だったお買物券は、好きなお店で買物を楽しんでいただく事が趣旨だったが、今年は、当選されたお客様の『笑顔』を想像しながら、吉祥寺の魅力の詰まったものを各商店会からセレクトしてみたので、商品が届くのを楽しみにしてほしい」と小松さん。

　申込期間は、19日まで。当選者には、事務局より後日景品を発送する。