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三鷹で「TERATOTERA祭り」 映像やパフォーマンス、アートを通じ「壁」考える

参加アーティストの一人、高田冬彦さん。写真は「Dream Catcher」(2018年、撮影:浅野堅一)

参加アーティストの一人、高田冬彦さん。写真は「Dream Catcher」(2018年、撮影:浅野堅一)

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 街なかでのアート展をはじめ、映像、パフォーマンスやトークイベントを盛り込んだ展覧会「TERATOTERA(テラトテラ)祭り 2018」が11月16日から、三鷹駅周辺の空き店舗など7カ所で開催される。

三鷹駅北口交番横でライブペインティングを行う林千歩さん。写真は「初美カコ-Project MUSE-」(2017年)

 テラトテラは、東京都とアーツカウンシル東京、吉祥寺に拠点を置き、現在進行形の芸術をフィーチャーする「Ongoing」が協働し、JR中央線高円寺駅~吉祥寺~国分寺駅区間をメインとしたエリアを舞台に展開する「地域密着型アートプロジェクト」とその発信機関の総称。

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 8回目を迎える今回は初めて、テラトテラのボランティアグループ「テラッコ」の歴代コアメンバー16人で結成した「Teraccollective(テラッコレクティブ)」がコンセプトを考え、招聘(しょうへい)アーティストを決め、実際の運営までを担う。

 事務局の森ゆうなさんは「20~60代と幅広い年齢層のメンバーが一人一人、気になっていることを語り合った。格差や差別、ジェンダーについて、政治的な状況など、どこか『生きづらさ』のようなものから共通して浮かび上がったキーワードが『壁』だった」と話す。

 新作のほか、『Walls-わたしたちを隔てるもの-』のテーマの下、既存の映像作品も2本上映する。森さんは「男女のアートユニット「キュンチョメ」が手掛ける『完璧なドーナツをつくる』と、地主麻衣子さんが手掛ける『欲望の音』は、この機会に見ていただけたらとお声掛けした」と話す。

 ダンサーの砂連尾 理さんは「妊婦さんと踊る」と題したワークショップ形式のパフォーマンスを行う。「アートと社会をつなぐ活動を展開している砂連尾さん。『おなかと赤ちゃんの壁』に着目し、妊娠7カ月の古原彩乃さんも出演する。踊りたい妊婦さんも募集している」と森さん。

 ほかに、ハノイ在住のTuan Mamiさん、自作の装置などを用いた作品を展開しているmaadmさん、美術家の遠藤麻衣さんら合わせて10人が参加。17日18時30分~20時30分には全参加アーティストによるトークイベントも行われる予定。

 「遠方からも興味ある方が足を運んでくださっている。前回までとはがらっと変わり、16人が企画から運営まで手掛けるので、どのように皆さんに見ていただけるか不安もありつつ、反応をとても楽しみにしている。気軽に立ち寄っていただけたら」と呼び掛ける。

 開催時間は11時~18時(スペースエルベのアート展示は18時30分まで)。参加無料。今月18日まで。