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三鷹で舞台「注文の多い料理店」-小池博史さん演出、東京初上演へ

小池博史ブリッジプロジェクト「注文の多い料理店」公演の様子
photo by HIROSHI KOIKE

小池博史ブリッジプロジェクト「注文の多い料理店」公演の様子 photo by HIROSHI KOIKE

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 三鷹の「あきゅらいず美養品 森の楽校」(三鷹市野崎3、TEL 080-2567-4600)で2月22日~24日の3日間、演出家・小池博史さんによる小池博史ブリッジプロジェクト第1回作品「注文の多い料理店」の上演が行われる。

小池博史ブリッジプロジェクト「注文の多い料理店」公演の様子

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 宮沢賢治の名作童話「注文の多い料理店」に大胆な演出を加えて舞台化した同作。昨年3月に解散したダンス・カンパニー「パパ・タラフマラ」で約30年にわたり、作・演出を続けてきた小池さんが、解散後はじめて手掛けた作品でもある。同年6月に千葉県の流山文化センターで上演して好評を博し、東京での上演は今回が初めて。同施設での本格的なパフォーミング・アート作品の上演も初めての試みという。上演後は、海外5カ国からの招聘ツアーを予定している。

 「パパ・タラフマラの解散に際して行なわれたファイナルフェスティバルをはじめ、高い芸術性と身体表現の可能性を体現するパフォーミング・アートの活動を支援することを目的に同劇団の全4作品17公演を協賛してきた。今回の作品は、世界各地へ広めていくための要件として、さまざまな場所での上演を可能に。プロジェクトの取り組みの一つとして、通常の劇場ではない独自の特徴を持った場所での上演を試みており、今回、森の楽校での上演が実現した。流山で行われた際も、街のレストランを巻き込んだ試みを行うなど、地域との関わり合いを持って進めていきたいという思いを大切にしており、今回、食事付きの限定チケットを販売するのも、その取り組みの一つ」と、あきゅらいず美養品・森の楽校事業部の宮内さん。

 小池さんの舞台の魅力については、「演劇的であり、ダンスを用いた表現であり、その両方を、そして、そのほかの隣接するさまざまな表現手法を組み合わせながら、見たことのない世界を創り上げる小池博史のアイデアは、私たちの内奥で眠っている、さまざまな感覚を刺激してくれる。パパ・タラフマラ創設以来一貫して、現代社会に体中で感じる力、想像力の大切さを提示し続けて来た重要な表現だと思う」と話す。

 「今回は、森の食堂のおいしい日替わりランチや薬膳プレートが付いたスペシャルチケットも用意している。食べることは生きること。お食事と舞台で、心地よい体験をぜひ」とも。

 チケットは前売り一般=3,500円、学生・65歳以上・障がい者=2,800円、子ども=1,500円(当日券は各500円追加)、森の食堂・食事付き前売りは同4,000円、同3,300円、同2,000円(各公演20枚限定・当日券はなし)。チケットは小池博史ブリッジプロジェクトホームページなどで現在発売中。

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