吉祥寺の伊勢丹が38年の歴史に幕-アフターケアカウンター開設

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 伊勢丹吉祥寺店(武蔵野市吉祥寺本町1)は3月14日、38年間続いた営業を終了した。

 同店は1971(昭和46)年11月10日に開店し、吉祥寺のシンボルとして地域の人々に愛され続けてきた。しかし昨年5月、売り上げ減少のため閉店すると発表。売り場面積は2万758平方メートル、2009年3月期の売上高は174億3,200万円だった。

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 営業終了後には、店長の吉田栄一さんから来店客に向けて最後のあいさつが行われた。「伊勢丹吉祥寺店は本日を持ちまして、38年余りの歴史に幕を下ろすこととなりました。開業以来長きにわたりましてご愛顧いただきましたお客さま、ご支援たまわりました地域の皆さま、そして、この吉祥寺の街に対しまして心より感謝を申し上げます。ありがとうございました」と感謝の気持ちを伝えた。

 吉田店長が「吉祥寺店は昭和46年の開業以来、この吉祥寺の街におきまして、皆さまの絶大なるご支援とお客さまとの強いきずなのもとで営業を続けて参りました。まさにわたしども従業員一同はこの街とお客さまに育てていただいたわけでございます。この度、残念ながら営業終了に至りましたが、わたしども従業員一同の思いは一つです。この街に、人に、たくさんのありがとう、そしてアイラブ吉祥寺です」と述べると、集まった地元住民から拍手がわき起こった。

 「お客さまと築かせていただいた強いきずなをしっかりと胸に刻み込み、お客さまのお顔をしっかりとまぶたに焼き付け、本日平成22年、3月14日、この時刻をもちまして営業を終了させていただきます。最後にご愛顧賜りましたお客さま、ご支援たまわりました地域の皆さま、そしてこの大好きな吉祥寺の街へ改めまして御礼申し上げますとともに、皆さま方のご健勝と地域の益々のご発展をお祈りし、結びの言葉とさせていただきます。長い間本当にありがとうございました」と最後のあいさつを行い、吉田店長と同店従業員が頭を下げた。

 拍手の嵐が起こる中、同店のシャッターが閉まり、最後を惜しんでかけつけた地元住民がその瞬間を携帯電話やデジタルカメラに収めた。

 現在、伊勢丹吉祥寺店1階にはアフターケアカウンターを設置している。営業時間は10時~18時。3月30日まで。後継テナントのオープンは2010年10月ごろを予定している。テナントの第一優先交渉権者は三菱商事都市開発(渋谷区)。