伊勢丹吉祥寺店の後継テナントに三菱商事都市開発-FFは継続営業

「伊勢丹吉祥寺店」の後継テナントについて話す邑上守正武蔵野市長

「伊勢丹吉祥寺店」の後継テナントについて話す邑上守正武蔵野市長

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 武蔵野市と武蔵野市開発公社は11月11日の定例記者会見で、武蔵野市開発公社ビル(武蔵野市吉祥寺本町1)の「伊勢丹吉祥寺店」後継テナントの第一優先交渉権者が三菱商事都市開発(渋谷区)に決定したと発表した。

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 三越伊勢丹ホールディングスは今年5月、売り上げ減少のため同ビルから撤退することを発表。売り場面積は20,758平方メートル。今年3月期の売上高は174億3,200万円。閉店日は2010年3月14日で、後継テナントのオープンは2010年10月ごろを予定している。

 後継テナントとして60社前後が提案を行った。同開発公社と市は、「トレンド感」「グレード感」のある品ぞろえが必要だと考え、総合的視点から第一優先交渉権者を三菱商事都市開発に決定。現在、契約に向けて協議を進めている。

 同店閉店後にオープンするのは都市型複合商業施設。コンセプトは「吉祥寺スタイル・コミュニティー」。「地元民に愛される吉祥寺ライフスタイル」を提供。街全体の活気づくりに貢献する「まちの核」となる施設を目指すという。

 ターゲットは「武蔵野ライフを楽しむファミリーを軸にした多様な世代」。テナントの方向性については、「親しみ」「にぎわい」「楽しさ」などのキーワードを挙げ、「『こだわり度』『おしゃれ度』が向上するような高品質で、吉祥寺のイメージアップとなるトレンドを提案する」(邑上守正武蔵野市長)。

 想定するフロア構成は、食品や生活雑貨を扱う「デイリーライフ」フロア、カジュアルを軸としたファッションやバラエティー感のある雑貨を扱う「ファッション」関連フロア、子育て世代の母親や父親、子どもを対象とした「ママ・キッズ」フロア、カルチャーやホビーを扱う「ライフスタイル」フロア。

 邑上市長は「現在、JR吉祥寺駅のリモデル、京王吉祥寺駅ビルの改築工事、吉祥寺ロンロンのリニューアル計画といった吉祥寺の新たな時代に向けた準備が進行している。これからも進化する吉祥寺に期待してほしい」と話す。

 閉店後も、A棟の伊勢丹吉祥寺店以外の「F&Fショッピングセンター」と7階「武蔵野市立吉祥寺美術館」は営業を続ける。

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