吉祥寺経済新聞の2023年、年間PV（ページビュー）ランキング1位に輝いた記事は、「『吉祥寺さとう』のサトウ食品が創業75周年　感謝イベントも」だった。

一般公開を行った「旧赤星鉄馬邸」

　吉祥寺名物「元祖丸メンチカツ」のサトウ食品の創業エピソードと75周年イベントを紹介した記事。2位には「旧赤星鉄馬邸の一般公開」、3位には「中央高架下公園」の記事が続いた。

　ランキングは今年1月1日から12月15日までに配信したヘッドラインニュースのPVを集計したもの。上位10位のランキングは以下の通り（カッコ内は掲載日）。

1. 「吉祥寺さとう」のサトウ食品が創業75周年　感謝イベントも（7/11）

2. 武蔵野市が「旧赤星鉄馬邸」を期間限定で一般公開　今後の保存活用に向け（4/20）

3. JR吉祥寺～三鷹間高架下「中央高架下公園」に市内初のユニバーサルエリア（10/24）

4. 三鷹にベーカリー「シロ」　デュヌ・ラルテ出身シェフが開業、地元素材使う（3/30）

5. 江戸東京たてもの園で「東京大茶会」　歴史ある建物の中で楽しむお茶の文化（8/21）

6. 吉祥寺・中道通りのたばこ店跡にイタリアン　パンの販売も（8/2）

7. 吉祥寺のアンティーク食器店「ぷくぷく」が移転　西公園店の統合も（10/3）

8. 「ステーキライスとカレーの店 センタービーフ」がアトレ吉祥寺に（9/25）

9. 井の頭恩賜公園で「吉祥寺コレクション」　初のキッチンカーも（10/2）

10. 吉祥寺プティット村「KICHIJOJI道の駅」が1周年　武蔵野土産など販売（9/11）

　国の登録有形文化財である「旧赤星鉄馬邸」の一般公開（2位）、武蔵野市内初のユニバーサルエリアを設けた「中央高架下公園」（3位）、「江戸東京たてもの園」で開催した東京大茶会（5位）、「井の頭恩賜公園」での吉祥寺コレクション（9位）など、公共施設のイベントやリニューアルが関心を集める結果となった。三鷹のベーカリー「シロ」（4位）、吉祥寺・中道通りのイタリア料理店「Cetara di Daisuke（チェターラ ディ ダイスケ）」（6位）、アトレ吉祥寺の「ステーキライスとカレーの店 センタービーフ」（8位）など、飲食店を中心とした新規オープンを紹介する記事も上位へランクインした。

　4月にオープンした複合施設「ヨキヒ吉祥寺」の記事は11位。旅行作家の店主が選ぶ旅の本をそろえる「街々書林」（12位）、クリエーター夫婦が切り盛りする「cafe222」（13位）、テイクアウトもできる台湾家庭料理店「台湾屋台飯・小吃 祥福堂（しょうふくどう）」（16位）、曜日限定で営業する手打ちそば店「じいじとばあばのそば」（17位）など、特色ある店を紹介する記事にも強い関心がうかがえた。

　コロナ禍が終了し、さらに多様化する広域吉祥寺圏のニュースを、来年もいち早く伝えていきたい。