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吉祥寺の無人古着店「セルフルギ」が1周年 店舗拡大で有人スペースも

井の頭公園に続く七井橋通り沿いで営業する古着店「SELFURUGI」の外観。左が無人、右側が有人

井の頭公園に続く七井橋通り沿いで営業する古着店「SELFURUGI」の外観。左が無人、右側が有人

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 セルフレジを採用する無人古着店「SELFURUGI(セルフルギ) 吉祥寺」(武蔵野市吉祥寺南町1、TEL 03-6907-2258)が井の頭公園に続く七井橋通り沿いにオープンして、9月2日で1周年を迎える。経営は非対面・非接触での古着店を展開するAVEND(豊島区)。同店は直営3号店となる。

有人と無人スペースに分かれる「SELFURUGI」の店内

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 川崎事業所責任者で店長の黒澤穂南さんは、「吉祥寺は古着屋が多い街。代表の南雲宏樹が荻窪に長く住んでいて、なじみのある街だったこともあり、ここなら古着が好きな人や、そうでない人も気軽に買い物ができるセルフルギを、より多くの人に知ってもらう機会が増える」と出店を決めた経緯を振り返る。

 6月15日には7坪の店舗に、空き物件になった隣の10坪の物件にスタッフが接客する有人スペースを追加。「半分有人、半分無人」の業態にリニューアルした。有人店舗は吉祥寺店が初となる。黒澤さんは「吉祥寺では古着を選ぶのに接客が求められていると判断してチャレンジした」と話す。「リニューアル当初は有人・無人の店舗がつながっているため混乱もあったが、今はリピーターも増え、それぞれの良さを感じて買い物を楽しんでもらっている」とも。

 無人店での購入は、洋服に付いている「覚えてもらいやすい色として選んだイメージカラーの黄色」を使ったタグのバーコードをセルフレジのリーダーにかざし、表示された金額を投入。袋の購入も可能で、ハンガーはハンガーボックスに入れて洋服を持ち帰る。

 店内には、「Polo Ralph Lauren」「LEVI'S」「Tommy Hilfiger」などのアメリカ古着約700~800着をそろえる。中心の価格帯は、無人=1,000円~3,000円、有人=3,000~4,000円(以上、価格は税別)。「価格は冬に向けて、もう少し上がる」と黒澤さん。

 「夏は大学生が少ないので、古着屋としては少し厳しい時期だったが、七井橋通りは吉祥寺の中でも多くの古着屋が軒を連ねる場所。井の頭公園が近いため、古着好きの方からファミリーまで幅広く利用してもらえたら」と来店を呼びかける。

 営業時間は12時~21時。

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