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吉祥寺の輸入雑貨店「マリオネット、33年の営業に幕 ダイヤ街の姉妹店へ統合

閉店した大正通りの「マリオネット」 商品は吉祥寺ダイヤ街ローズナード沿いの直営店に引き継がれる

閉店した大正通りの「マリオネット」 商品は吉祥寺ダイヤ街ローズナード沿いの直営店に引き継がれる

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 吉祥寺の大正通りでヨーロッパのインテリアファブリックを輸入・販売する「MARIONETTE(マリオネット)吉祥寺大正通り店」(武蔵野市吉祥寺本町2)が1月15日で閉店し、吉祥寺ダイヤ街ローズナード沿いの「吉祥寺ローズナード店」(吉祥寺本町1)に統合された。

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 ヨーロッパ中心のテキスタイル輸入販売やオリジナル商品の企画販売を手がけるクルスインターナショナル(世田谷区)が経営する同店。自由が丘にも直営店を持つが、取締役の前山美ゆきさんは「住宅街があり、大小さまざまな商店が充実して、活気にあふれた明るい街だから」と吉祥寺を選び、「東急裏で人通りがある大正通りへ1990(平成2)年にオープンした」と話す。

 「33年の営業を続ける中では、学生の時に店を知り、母親になってから子どもと来店する人や、『吉祥寺に来たら大正通りのマリオネットに行こう』と店を目指して吉祥寺を訪れる人がいて、お客さまに愛されてきた」とスタッフは振り返る。「店の雰囲気を惜しむ声もあるが、コロナの影響で外出自粛が続き、客足が減ったこと」に持ちこたえられず閉店を決めた」という前山さん。

 同店はオンラインショップも展開するが、実店舗にも価値があるとして、「商品を実際に手に取って、ゆっくり見られる場所を吉祥寺に残したい」と、2011(平成23)年からダイヤ街で1、2階を使って営業する吉祥寺ローズナード店に商品を移した。今後は店名を「マリオネット吉祥寺店」に変更し、2階も活用して販売を継続する。

 ファブリックは日本の暮らしに使いやすいサイズなどに合わせて製作する。アイテムはレース使いのファブリックやキルト、ラグ。玄関マット、バスマット、スリッパ、エプロン、ルームウエアなどをそろえる。

 「ローズナードの店ではワクワクうれしくなる商品を今まで以上に取りそろえてお客さまをお迎えする。接客を通じてインテリア、雑貨、ファッションを楽しむ喜びを提案していきたい。吉祥寺に来たら気軽に立ち寄ってもらえたら」と来店を呼びかける。

 営業時間は11時~19時30分。

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