吉祥寺にゆかりのある約20店舗が出店する「キチジョージえんにち」が7月16日、コピス吉祥寺（武蔵野市吉祥寺本町1）A館GREENING広場で始まる。

アニメーション監督の森本晃司さんが手がけるメインビジュアル

　イベント担当者は「非接触のコミュニケーションが主流となっていたコロナ禍で、今改めて人と人とのつながりや、リアルな交流が大事だと感じている。同イベントを通じて、吉祥寺にちりばめられた一つ一つの点が一つの輪となって、これまでの縁をより深めたり新しい縁を生んだりできたらと企画した」と話す。

　吉祥寺に店を構える人、吉祥寺に縁の深いクリエーターや団体が出店する。ヨーヨー釣りやお面、くじ引きなど縁日の定番となっている屋台、フードを提供するキッチンワゴンが並ぶほか、手拭いやかるた、焼き菓子、パンの販売、ワークショップなどを行う。16時からは「のどじまん大会」も行う。

　キービジュアルは、大友克洋さん原作の劇場作品「MEMORIES－彼女の想（おも）いで－MAGNETIC ROSE」で監督を務めるなど、国内外で活動するアニメーション監督の森本晃司さんが手がける。森本さんは現在、井の頭公園近くにあるシェアスタジオ「A吉（空き地）」のメンバー。「吉祥寺での新しいお祭りを、地域の人と作り出すことに共感いただき描いてもらった。縁日が表現された優しさにあふれたイラストにも注目してもらえたら」と担当者。

　「吉祥寺の真ん中とは思えないほど開放感ある屋上広場で、まるで街の人たちによる文化祭のような新しくも、どこか懐かしいお祭りになれば」と期待を込める。

　開催時間は12時～20時。今月18日まで。