「天文☆科学情報スペース」（三鷹市下連雀3、TEL 0422-26-9951）で現在、「NIGHT PHOTOGRAPH～写真集『天空讃歌』出版記念・KAGAYA作品展～」が行われている。主催は総合光学機器メーカーのビクセン。

　KAGAYAさんは宇宙や神話の世界を描くイラストレーター、星景写真家として活動している。同展では、KAGAYAさんが11月に出版した写真集「天空讃歌」に収められている作品の中から14点を展示している。

　NIGHT PHOTOGRAPHとは太陽光のない夜に星や月明かり、街灯やイルミネーションなどの光を利用して撮影される写真のこと。星空と地上の景色を1枚に収める星景写真、星空や星座を写す星野写真、土星や月のクレーターなど天体そのものに焦点をあてた天体写真などがある。

　KAGAYAさんはNIGHT PHOTOGRAPHの魅力について、「カメラで撮影することにより、肉眼では捉えきれない美しい世界を見られる。これまでは絵で描くことでしか見られなかった美しい世界が、デジタルカメラの性能が進化したことにより撮影できるようになった」と話す。同写真集には、この約1年間に国内外で撮影した写真を収めた。

　同社ではNIGHT PHOTOGRAPHを推進する一環として、これまでも作品展や写真講座を開催してきた。「スマートフォンにより写真撮影は身近なものになったが、夜の景色をきれいに写すには高感度のカメラが必要。講座を開くと多くの来場者があり、興味を持つ方が増えていることを実感している。スマホではなく一眼レフなどのカメラで撮影することの魅力を知っていただければ」と同社取締役企画部部長の都築さん。

　開館時間は10時～18時半。月曜・火曜休館。入場無料。今月25日まで。