吉祥寺シアター（武蔵野市吉祥寺本町1、TEL 0422-22-0911）で2月14日から、矢内原美邦さんのソロプロジェクト「ミクニヤナイハラプロジェクト」の「静かな一日」が上演される。

　同劇団は1997年にディレクター集団・ニブロールを設立して以来11年間、代表・振り付け家として活動してきた矢内原さんが、「演劇作品」を製作することを目的に立ち上げ。2005年に同シアターでのこけら落とし公演を経て、今回7作目の上演となる。

　矢内原さんは2012年に「前向き！タイモン」で「演劇界の芥川賞」といわれる岸田國士戯曲賞を受賞。同シアターでは、同年に同賞を受賞し、先月末に公演を終えた「マームとジプシー」に続き、話題作家の作品が続く。

　「今回、受賞後初の新作公演となる今作で、矢内原はある町に暮らす夫婦の静かな一日を描き出す。言葉と身体の力を総動員させて作り上げる、唯一無二の世界観をぜひ劇場で体感してほしい」と同シアターの河本さん。作・演出・振り付けを矢内原さんが担当、出演は川田希さん、松永大輔さんの2人。詳細・チケットの申し込みは同シアターのホームページで確認できる。

　チケットは一般＝2,800円（全席自由・整理番号付き）。今月17日まで。