
■子どもがいない人の目に、子育てや妊娠・出産はどう映っている?
友人や同僚、きょうだいが子育てをしている姿を、身近で見る機会は少なくありません。夜泣きで眠れないという話を聞くこともあれば、うれしそうに子どもの写真を見せてもらうこともあるでしょう。
では、自身に子どもがいない方は、そうした姿をどのように受け止めているのでしょうか。
ということで今回は平石こどもクリニックと共同で、事前調査で「子どもがいない」と回答した全国の男女300名を対象に「子育てや妊娠・出産に対する印象」についてのアンケートをおこないました。
※本プレスリリースの内容を引用される際は、以下のご対応をお願いいたします。
・引用元が「株式会社NEXER Groupと平石こどもクリニックによる調査」である旨の記載
・平石こどもクリニック(https://hiraishi-clinic.com/)へのリンク設置
「子育てや妊娠・出産に対する印象に関するアンケート」調査概要
調査手法:インターネットでのアンケート
調査期間:2026年9月21日〜9月28日
調査対象者:事前調査で「子どもがいない」と回答した全国の男女
有効回答:300サンプル
質問内容:
質問1:身の回りの人の子育てや妊娠・出産の様子を見て、「大変そうだ」と感じたことはありますか。
質問2:「大変そうだ」と感じたのはどんな理由からですか。(複数回答)
質問3:「大変そうだ」と感じたエピソードを、具体的に教えてください。
質問4:身の回りの人の子育てや妊娠・出産の様子を見て、「幸せそうだ」と感じたことはありますか。
質問5:「幸せそうだ」と感じたのはどんな理由からですか。(複数回答)
質問6:「幸せそうだ」と感じたエピソードを、具体的に教えてください。
質問7:身の回りの人の子育てや妊娠・出産の様子を見て、全体としてどちらの印象が強いですか。
質問8:子育てや妊娠・出産を「大変」より「幸せ」と感じられる社会にするには、何が必要だと思いますか。(複数回答)
質問9:子育てや妊娠・出産を「大変」より「幸せ」と感じられる社会にするには何が必要だと思うか、具体的に教えてください。
※原則として小数点以下第2位を四捨五入し表記しているため、合計が100%にならない場合があります。
■「子どもがいない」方の47.7%が、身の回りの人の子育てや妊娠・出産の様子を見て「大変そうだ」と感じたことが「ある」と回答
まずは、事前調査で「子どもがいない」と回答した方に、身の回りの人の子育てや妊娠・出産の様子を見て、「大変そうだ」と感じたことがあるか聞いてみました。

その結果、「よくある」が23.0%、「ときどきある」が24.7%と、合わせて47.7%が身近な子育てや妊娠・出産の様子に「大変そうだ」と感じた経験を持っていました。
一方で「あまりない」は14.0%、「まったくない」が38.3%となっています。
同じ「子どもがいない」という立場でも、身近な人の妊娠・出産や子育てをどのように受け止めるかには違いがあるようです。
身近に子育て中の人がいるかどうか、妊娠・出産や子育てについて話を聞く機会がどの程度あるかなど、日常の中での距離感によっても、感じ方は変わるのかもしれません。
■身の回りの人の子育てや妊娠・出産を見て「大変そうだ」と感じた理由、1位は「睡眠不足や体力的な負担」
続いて、身の回りの人の子育てや妊娠・出産の様子を見て、「大変そうだ」と感じたことがあると回答した方に、どんな理由で「大変そうだ」と感じたのか聞いてみました。

最も多かったのは「睡眠不足や体力的な負担」で68.5%でした。次いで「自由な時間がなくなる」が65.0%、「教育費などの経済的な負担」が51.7%で続きます。
上位に挙がったのは、睡眠や体力、時間、費用など、日々の生活に直接関わる負担でした。実際にどのような場面で「大変そう」と感じたのか、具体的なエピソードも聞いてみました。
・周りの主婦の方から、ママ友との話やお金の話を聞いて大変そうだと思った。(20代・女性)
・子供の急病でどちらかが仕事を休まなければいけない時によく揉めているのが大変そう。(30代・女性)
・友人がちょっとの隙間時間に爆睡しているのを見たとき。(30代・男性)
・つわりや産後鬱など気をつけれないこと。自分ではどうにもできないことが大変そうだと思いました。(30代・女性)
・職場の同僚の女性で中学生と小学生の子どもがいて家事をしながらフルタイムプラス残業と休日出勤もしていてよく体調崩さないなと感心している。(40代・男性)
・子どもを大学まで行かせるとなると、かかる教育費を計算しただけで大変だと感じる。教育費が高すぎる。(40代・男性)
「友人がちょっとの隙間時間に爆睡しているのを見たとき」といった声からは、身近な人の様子を通して、睡眠不足や体力的な負担を実感する場面があることがうかがえます。
また、「子どもの急病で仕事を休まなければいけない」「家事をしながらフルタイム勤務や残業、休日出勤をしている」といった声もあり、仕事と子育ての両立に大変さを感じる人もいるようです。
さらに、教育費などの経済的な負担や、つわり・産後の心身の変化など、外からは見えにくい部分への言及も見られました。
身近な人の姿を通して、子育てや妊娠・出産には、体力や時間だけでなく、経済面や仕事との両立、心身の変化など、さまざまな負担があることを、当事者でなくても感じているようです。
■32.6%が、身の回りの人の子育てや妊娠・出産の様子を見て「幸せそうだ」と感じたことが「ある」と回答
続いて、事前調査で「子どもがいない」と回答した方に、身の回りの人の子育てや妊娠・出産の様子を見て、「幸せそうだ」と感じたことを聞いてみました。

その結果、「よくある」が9.3%、「ときどきある」が23.3%と、合わせて32.6%が「幸せそうだ」と回答しました。
一方で、「あまりない」が27.0%、「まったくない」が40.3%となっています。
前の設問では、身近な人の子育てや妊娠・出産の様子を見て「大変そうだ」と感じたことがある人は47.7%でした。「幸せそうだ」と感じた人は、それより15.1ポイント低い結果となっています。
「大変そう」という印象のほうが残りやすい理由には「大変さ」が言葉や態度に表れやすいことが考えられます。
「寝不足でつらい」「お金がかかる」といった話は、日常の会話でも話題になりやすい一方で、幸せを感じている気持ちは、本人があえて言葉にしなければ周囲には伝わりにくいものです。
子育てや妊娠・出産による幸せは外から見えにくいのかもしれません。
■62.2%が、「幸せそうだ」と感じた理由として「子どもの笑顔やかわいさに癒されている」と回答
続いて、身の回りの人の子育てや妊娠・出産の様子を見て、「幸せそうだ」と感じたことがあると回答した方に、どんな理由から「幸せそうだ」と感じたのか聞いてみました。

最も多かったのは「子どもの笑顔やかわいさに癒されている」で62.2%でした。次いで「子どもの成長を見守れる」が59.2%、「親や周りの人も喜んでいる」が25.5%で続きます。
上位には、子どものかわいらしさや成長を身近で感じられることなど、親だからこそ味わえる喜びが並びました。
「幸せそうだ」と感じた具体的なエピソードも聞いてみました。一部紹介します。
・子どもが居ると、強くなれたと言う話を聞いた時に幸せそうだなと思う。(20代・女性)
・子どもを中心に笑い合っている姿を見ると幸せそうだと思う。(30代・女性)
・子どもを見守る目を見てそう感じました。(30代・男性)
・入院した時に子どもがいる看護師さんはだいたい明るい気がした。(40代・男性)
・「大変、大変」と言いながらも幸せそう。(40代・男性)
・親バカ全開で、スマホの写真を見せてくれる時のデレデレ。(50代・男性)
挙げられたエピソードからは、「子どもを見守る目」や「スマホの写真を見せる姿」など、親の表情やふるまいを通して幸せを感じ取っている様子がうかがえます。
なかでも印象的なのが、「『大変、大変』と言いながらも幸せそう」という声です。
子育てには、睡眠不足や体力的な負担、自由な時間の減少など、さまざまな大変さがあります。一方で、子どもの笑顔や成長を身近に感じられる喜びもあります。
大変さと幸せは、どちらか一方だけではなく、同じ毎日のなかに同時に存在しているのかもしれません。
■45.0%が、全体として「大変そう」の印象が強いと回答
続いて、事前調査で「子どもがいない」と回答した方に、身の回りの人の子育てや妊娠・出産の様子を見て、全体としてどちらの印象が強いか聞いてみました。

その結果、「大変そう」が29.0%、「どちらかといえば大変そう」が16.0%と、合わせて45.0%が大変そうな印象が強いと回答しました。
一方で、「どちらかといえば幸せそう」は9.7%、「幸せそう」は12.3%となっています。
また、「どちらも同じくらい」は33.0%でした。
「大変そう」という印象が「幸せそう」を上回る一方で、「どちらも同じくらい」と回答した人も一定数いることがわかります。
これまでの回答にもあったように、子育てや妊娠・出産には、体力的・経済的な負担がある一方で、子どもの笑顔や成長を見守る喜びもあります。身近な人の姿を通して、その両面を感じ取っている人も少なくないようです。
■42.3%が、「大変」より「幸せ」と感じられる社会に必要なものとして「経済的な支援」と回答
最後に、事前調査で「子どもがいない」と回答した方に、子育てや妊娠・出産を「大変」より「幸せ」と感じられる社会にするには、何が必要だと思うか聞いてみました。

最も多かったのは「経済的な支援」で42.3%でした。次いで「職場の理解や柔軟な働き方」が32.3%、「保育園などの預け先の充実」が31.0%で続きます。
経済的な支援が最も多く選ばれた一方で、職場での理解や柔軟な働き方、子どもを安心して預けられる環境なども上位に挙がりました。
具体的にどのような支援が必要だと思うのかも聞いてみたので、一部紹介します。
・お金の補助や、職場の理解があると、安心して子育て出来るのかなと思う。(20代・女性)
・困ったときに頼れる先があること。(20代・女性)
・経済面は学校の無償化などで楽になっているが、親としての心のケアが追い付いてないので、それが必要だと思う。(30代・男性)
・社会みんなの子供という意識で子育てしていくこと。(30代・男性)
・時間的余裕があると、イライラせずに子供の成長見守れそうだから。(40代・女性)
・男性の理解。妻に対して自分の母親のような存在であることを求めない姿勢。(40代・男性)
回答からは、経済的な負担を軽くすることだけでなく、職場や家庭、地域などから支えてもらえる環境を求める声も見られました。
「お金の補助や、職場の理解があると、安心して子育てできる」という声がある一方、「困ったときに頼れる先があること」「親としての心のケアが必要」といった意見もあります。
また、「時間的余裕があると、イライラせずに子どもの成長を見守れそう」という声からは、金銭面だけでなく、時間や心のゆとりも子育てを支える要素として捉えられていることがうかがえます。
子育てや妊娠・出産を支えるには、経済的な支援だけでなく、働き方や預け先、周囲の理解、困ったときに頼れる環境など、さまざまな支えが必要と考えられているようです。
■まとめ
今回の調査では、子どもがいない方のうち47.7%が身の回りの子育てや妊娠・出産を「大変そうだ」と感じたことがあり、「幸せそうだ」の32.6%を上回りました。背景には、睡眠不足や体力的な負担、時間や経済面の負担があるようです。
一方で、子どもの笑顔や成長に幸せを感じ取る声も多く寄せられました。大変さを一人で抱え込まず、経済面や心身のケアなど、さまざまな支えを受けられることが大切です。
妊娠・出産に関する不安や疑問があれば、早めに専門の医療機関に相談してみることも、安心して前へ進むための一歩になるのではないでしょうか。
<記事等でのご利用にあたって>
・引用元が「株式会社NEXER Groupと平石こどもクリニックによる調査」である旨の記載
・平石こどもクリニック(https://hiraishi-clinic.com/)へのリンク設置
【平石こどもクリニックについて】
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URL:https://hiraishi-clinic.com/
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