井の頭自然文化園（武蔵野市御殿山1、TEL 0422-46-1100）は5月17日の開園記念日に、入園料が無料になるほかコンサートなどのイベントを行う。

　5月17日で開園67周年を迎える同園。当日は、誰でも無料で入園できる。現在特設展示中の「井の頭狸庵にようこそ──のぞいてみるタヌキの真実」に合わせ、同16日に「ぽろりんコンサート」、同17日に「ぽんぽこコンサート」「園長といっしょに動物園たんけん」などを開く。

　「ぽろりんコンサート」は、ソプラノ歌手の太宰陽子さんが「証城寺の狸囃子」など動物にちなんだ童謡を、インドの太鼓「タブラ」、クラシックギターの伴奏で歌う。開演は13時～、14時～（各回約40分）。

　「ぽんぽこコンサート」では、「モジャ・ンビリ」による西アフリカの太鼓「サバール」と、日本を代表するスティールパン奏者の原田芳宏さん率いる「パノラマ・スティール・オーケストラ」が演奏する。開演は、モジャ・ンビリ＝12時～と13時～（各回約20分）、パノラマ・スティール・オーケストラ＝14時～（約1時間）。

　「園長といっしょに動物園たんけん」は、永井清園長が来園者と園内を回り、普段気付かない観察のヒントを紹介する。集合場所は同園本園正門。開始は13時～、15時～（各回約30分）。先着15人。

　飼育普及係の高松さんは「記念コンサートなど、さまざまな催しを企画しているので、ぜひお祭り気分で足を運んでほしい」と話す。現在、同園の書籍「フェネック3兄弟と井の頭便り」（マーブルトロン刊、1,680円）も全国書店で販売されている。

　開園時間は9時～17時（入園は16時まで）。月曜休園（祝日の場合は翌日）。