吉祥寺のライブハウス「スターパインズカフェ」(武蔵野市吉祥寺本町1)で7月3日、音楽パフォーマンス劇団「時々自動」による公演「『終盤戦観戦』前哨戦(2)」が行われる。
1980年代初頭に朝比奈尚行さんを中心に活動を始めた同劇団は、演目のテーマに合わせて表現手法を柔軟に変える変幻自在なスタイルが特徴。劇場だけでなく吉祥寺のライブハウスなどでも公演を重ねてきた。同公演は、2027年夏に上演予定の新作「終盤戦観戦」に向けた「試演会」の第2弾。サミュエル・ベケット作、長谷川四郎訳の戯曲『終盤戦』に描かれる“二人の男の奇妙な勝負”を観戦するという設定のもと、断片化した戯曲のセリフや長谷川四郎の詩集から引用した詩を独自の音楽に乗せて展開する内容で、映画のような映像パートとコンサートを渾然一体に織り交ぜて構成する。
ステージでは、前身の「自動座」時代に故・坂本龍一さんが作曲した楽曲をはじめ、現代美術家へのオマージュを込めた楽曲などを演奏予定。編曲は、第33回読売演劇大賞でスタッフ賞を受勝した鈴木光介さんが手がける。
出演・作曲・制作を担当している日高和子さんは「今回の公演のために9つの新曲ができた。歌詞の母音にそれぞれ一つの音を対応させる独自の方法を用い、出演者がサイコロやくじを使って作曲した。これらの楽曲が作品の一部となり、どこにもない作品になってきた」と手応えを明かす。日高さんは「皆さまの感想や批評をお寄せいただきたい。どうぞご覧になっていただければ」と来場を呼びかける。
18時30分開場、19時30分開演。料金は、予約=3,300円、当日=3,600円(要1ドリンクオーダー)。申し込みは専用フォームとメールで受け付ける。