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吉祥寺の農園でホップの収穫 地元産ホップでビールを造って3年目

ホップのつるから毬花(きゅうか)を摘み取る

ホップのつるから毬花(きゅうか)を摘み取る

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 東京でホップを育て、地元産のビールを造って飲もうという企画「東京でホップを育てようプロジェクト」の一工程として、今年も吉祥寺の清水農園(武蔵野市吉祥寺東町3)で7月9日、ホップの収穫が行われた。

育てて3年目のホップ

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 同プロジェクトは公益財団法人東京観光財団の「地域資源発掘型実証プログラム事業」の取り組みの一環として2020年4月、吉祥寺でスタートし今年で3年目。農産物としてのホップ育成を都市型農業のモデルの一つとして捉え、ビール醸造・販路開拓までを包括することで地域資源の活用・地域活性化に継続的に取り組むのが目的。

 新型コロナ感染症拡大防止の観点から関係者だけでホップを収穫していたが、今回初めて一般参加者も加わり行った。プロジェクトに関わる武蔵野市観光機構の高橋勉事務局長は「地元で採れたものを使って何か作りたいと始め今年で3年目。コロナ禍と共にプロジェクトを進めてきたので、作ることばかりやってきたが、今年こそ皆で作って完成したビールを大々的に楽しく飲めれば」と思いを話す。

 ホップの種類はカスケードと信州早生(わせ)の2種類。ホップの苗は同園のほか、武蔵野市関前の大坂農園、武蔵境駅前のnonowaテラスに加え、今年から武蔵野市内にあるアジア大学でも25株ほど株分けし育てている。今回摘んだホップは、ビールの醸造を行い、8月中旬ごろにビールが完成予定。

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