「学び」のイベントを通して街に新たな仲間をつくり、さらに学びを深めるコミュニティー「BeYond Labo(ビヨンド ラボ)」のイベント「一人の小さなSDGsからみんなで続ける大きなSDGsへ」が3月21日、オンラインで開催される。
武蔵野市の保育園・コミュニティーコーディネーターの中西信介さんと、小学校教員の二川佳祐さんが主宰する。学びを楽しむ大人を増やし、教育と社会の垣根をなくすことを目指す「吉祥寺の大人の学び場」としてこれまで延べ1100人以上が参加、今回はその48回目となる。
テーマのSDGsは2015年9月の国連サミットで採択された、2016年から2030年までの「持続可能な開発目標」を指す。二川さんは「ここ1、2年の間に認知度も高まり、目にする機会も多くなってきたが、分かっているようでわかっていないような言葉の一つなのでは」と話す。
第1部ではゲストに山藤旅聞(さんとうりょぶん)さんを迎え、身近な取り組みとSDGsの関係を見つめ直す。2019年から新渡戸文化中・高の教諭を務める山藤さんは、「Think the Earth」のプロジェクト「SDGs for School」のアドバイザーとして、企業や学校などで授業や講演などの活動も行なっている。対話や質疑応答の時間も設ける。
第2部は「むさしのエコreゾートってなに?」。2020年、クリーンセンター(武蔵野市)の建て替えに伴い、旧施設の一部を改修・再利用した同環境啓発施設は、ごみをはじめ資源やエネルギー、緑、水循環、生物多様性など環境について考え、学んだり体験したりすることができる。施設について学びながら、市民レベルでできるSDGsや、環境につながるアクションについての対話を行う。
同イベントは「武蔵野市環境啓発事業費補助金」の補助を受け実施する。二川さんは「SDGsについて基礎から学びたい人や、家庭でできる取り組みを考えたいという人、子どもと一緒に学びたい人などにお勧め。自分たちの行動にひもづく意義として理解していけたら」と参加を呼び掛ける。
開催時間は14時~16時。参加無料。定員は100人(録画チケットもあり)。要申し込み(3月21日13時締め切り)。