吉祥寺駅北口駅前広場で11月3日、「武蔵野イルミネーション　『吉祥寺』」の点灯式が開かれる。今年の同イルミネ名称は「Kichijoji Aqua Illumination 2015」で、テーマは「水」。

　同イルミは、武蔵野市内の3駅（吉祥寺、三鷹、武蔵境）で「武蔵野イルミネーション」の総称の下、各駅異なるサブタイトルを掲げ一体感を出し実施しているもの。3駅中、最初にイルミを始めたのは1987（昭和62）年、駅前広場完成を機にした吉祥寺駅。以来同駅前では徐々に規模を拡大しながら毎年開催。「井の頭恩賜公園開園100周年が2017年に近づいていることもあり、今年は神田上水の水源だった井の頭池を吉祥寺の象徴として捉え、脈々と湧き出る水を光で表現していく予定」と話すのは実行委員会事務局担当の剱持（けんもち）宏幸さん。

　今年のテーマやデザインは、アニメーション監督、森本晃司さんをビジュアルクリエーターとし、建築家、音楽家などのメンバーから成るチームの提案を元に同実行委員会とで議論を重ねて準備してきたという。

　武蔵野市内の3駅のイルミ共通テーマは「ありがとうを光にのせて」。「それぞれのイルミネーションを見上げた時に、心の中で『ありがとう』と言える人を思い浮かべて、ほんのひととき癒やしを感じてもらえたら」と剱持さん。

　点灯式は14時30分開演、イルミ点灯は17時。期間中の点灯は毎日17時～24時。荒天時は中止となる日もある。2016年1月11日まで。