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江戸東京たてもの園、夜間特別開園「紅葉とたてもののライトアップ」

前川國男邸から漏れる光ともみじのライトアップ

前川國男邸から漏れる光ともみじのライトアップ

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 江戸東京たてもの園(小金井市桜町3)で11月21日~23日、「紅葉とたてもののライトアップ」が開催される。

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 2010年に始まり今年で6回目を迎える同イベント。普段行われない夜間開園は「下町夕涼み」を開催する夏と、同イベントを開催する秋の2回のみ。

 今回は、今年4月に「前川國男邸」が東京都指定有形文化財、「吉野家」「天明家」「奄美の高倉」の3棟が小金井市指定有形文化財に、それぞれ認定されたことを記念し、4つの建物を主役にしたライトアップとなる。

 「ライトアップといっても明るくきらびやかなものではなく、夕方から夜にかけて民家から漏れる光や、建物のシルエットに重点を置き、昔の日本の夜を再現している」と同施設の松井さん。

 ライトアップを監修するのは日本国際照明デザイナー協会理事を務める岩井達哉さん。公共建築を中心にさまざまな照明デザインを担当し、2015年京都国立博物館平成知新館で照明学会照明デザイン最優秀賞受賞している。最終日には「たてものとあかり」についてのトークイベントも行う。

 当日はライトアップ以外にもイベントを開催。「昔の明かり体験」は暖房・明かり・料理など多くの役割を果たしていた民家のいろりの暖かさを体験したり、当時使われていた大きな炎が特徴の和ろうそくに火をともしたりして、明かりの歴史や暮らしの歴史に触れることができるという。大正時代に東京市内に普及したガスの室内灯も3日間限定で点灯。「キャンドルナイト」は東の広場に約1000個のTキャンドルをともし、屋台でホットワインやコーヒーを提供する。

 「一般的なものとは少し違い、落ち着いてゆっくりと日本の昔の夜を体感できるライトアップ。外は寒くなるので暖かくしてお越しいただければ」とも。

 夜間開園時間は16時30分~20時。

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