吉祥寺ダイヤ街のEast zone(イースト・ゾーン)から脇に入った道沿いで自家製生パスタを提供するイタリアンバル「ビオディナミ吉祥寺店」(武蔵野市吉祥寺本町1、TEL 0422-27-6652)が7月1日で、8周年を迎えた。経営はホテルやレストラン事業を展開し、1924(大正13年)創業で2024年に100周年を迎える聚楽(千代田区)。
2015(平成27)年のオープンについて、レストラン営業を担当するマネジャー金澤優樹さんは「社内では立地場所への懸念もあり、ここで運営できるのかとの声もあったが、吉祥寺は人通りがあるし、2005(平成18)年から吉祥寺で営業するスペイン料理店『びいどろ吉祥寺店』(吉祥寺本町2)の運営経験から、『このメニューなら勝負できる』と思い切って出店した」と振り返る。
コロナ禍ではアルコールが提供できず、入店の人数制限などもあったため、「運営継続が危うい状態になって苦戦した」と金澤さん。「それでも社内では整理する店のリストに入らず、持ちこたえたら復活は早かった。今はお客さまが会話しながら、にぎやかに時間を楽しむ姿が戻ってきている」と話す。
店舗面積は59平方メートル。円卓5卓と椅子15脚、テーブル2卓と椅子12脚、カウンター6席、カウンター型のテラス席3席を備える。
メニューはセビリアのオリーブマリネ(429円)、白レバーのキャラメリゼ(759円)、サラダ、ピザ、卵を使わずに作った自家製生パスタ、トマトとモッツアレラのアヒージョ(649円)、牛ハラミやチキンなどを盛り合わせた「BIODYNAMIEスペシャル5種盛り」(2,398円)など。30代を中心とした社会人が貸し切りパーティーに利用するニーズに合わせて飲み放題付きの「牛ハラミコース」(3,500円)なども用意する。ランチは数量限定で、生ハム盛り放題の「生ハムとスプラウトのクリームパスタ」(1,738円)、シラス盛り放題の「釜揚げシラスのペペロンチーノ」(1,518円)など。デザートはティラミス(748円)、アップルパイ(858円)など。
ドリンクはオーガニックのグラスワイン(赤・白、550円)、プレミアムモルツ、自家製サングリア(赤・白)(以上580円)など。14時~17時入店で何杯でも半額になるサービスも提供。ソフトドリンクはコーヒー(ホット・アイス)、ジンジャーエール、グレープフルーツジュース(以上275円)などを用意する。
「メインストリートから一本入った場所で8年続いたのは、店に一定のファンとリピーターがいたから。インターネットであらかじめ場所を確認して来店するお客さまも多い」と金澤さん。店を取り仕切る同部署のリーダー、白岩大典さんは「ファミリー層やカップルなどからの予約も徐々に入り始めている。平日は近隣で働いてる常連客の利用もある。これからも老若男女に多種多様なシーンで使ってもらえたら」と来店を呼びかける。
営業時間は11時~22時(金曜・土曜・祝前日は23時まで)。