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武蔵野市の「cave」が新たな防災グッズ販売 日常楽しめるもの中心に

店頭に並ぶ缶詰「江戸ッ子煮」

店頭に並ぶ缶詰「江戸ッ子煮」

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 防災をコンセプトにした「cave」(武蔵野市西久保3、TEL 0422-38-8772)が現在、日々の暮らしの中でも活用できる新たな防災グッズの販売を行っている。運営はソニック防災(同西久保)。

トイレ処理セット「アートトワレ」

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 昨年9月にオープンした同店。店主の鈴木雅子さんは「オープン以来、住宅用消火器をはじめ、日常使いできる防災アイテム、武蔵野市の消火器購入補助金などの紹介や案内をしてきた。『武蔵野くらし地域応援券』も利用できるタイミングで、新たなグッズを提案したいと考えた」と話す。

 アール・シー・フードパック(愛媛県)が手掛ける缶詰「江戸ッ子煮」(378円)は、白滝、大豆、タケノコ、かんぴょう巻きの昆布と牛肉を砂糖としょうゆで甘辛く煮込み、ほのかにカレー粉を利かせたもの。鈴木さんは「愛媛のご当地缶詰で、江戸っ子煮という名前ながら通常は関東で販売がなく、入手が難しい。常備しておくと災害時だけでなく、普段のおかずにも利用できる」と話す。

 「アートトワレ」(5回分、1,760円)は、コンパクトなアートパネル仕様のトイレ処理セット。抗菌性凝固剤と排便袋が各5つ、大型外袋2枚、粘着フックがセットになっている。「一見すると分からないが、美しいフレームの中に入っているのが緊急災害用の大小兼用トイレ処理セット。消臭・抗菌作用で水がなくても簡単に処理できる。サーファーと犬が描かれたデザインで、普段部屋に飾るインテリアとしてもお薦め」と鈴木さん。

 現代のライフスタイルに合わせた防災カルチャーの発信や防災アイテムなどのセレクト・販売を行うサイト「SAIBOU PARK」の限定商品「フロートライフリュック」(4万3,780円)も用意する。防災士監修の下、ライフジャケットなどを手掛ける東洋物産との共同開発で、海や川などで転落した際、抱えることで浮いて水害から身を守れるよう作られたリュック。ほかに「使い捨て携帯トイレ 災害用5個セット」(1,375円)も。

 鈴木さんは「さまざまなアイテムが並ぶこの機会に、当店を通して防災について考えてもらえたら」と呼び掛ける。

 火曜・木曜・金曜のみ営業(26日は営業)。営業時間は12時~17時。3月31日まで。期間中、消火器を購入した先着20人に、吉祥寺のフランス菓子店「A.K Labo(エーケーラボ)」が消火器をモチーフに作ったクッキーを進呈する。

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