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吉祥寺アニメーション映画祭 各賞発表、映画上映にトークショーも

25日に上映する岩井澤健治監督のアニメーション映画「音楽」 ©大橋裕之/ロックンロール・マウンテン/Tip Top

25日に上映する岩井澤健治監督のアニメーション映画「音楽」 ©大橋裕之/ロックンロール・マウンテン/Tip Top

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 「第17回 吉祥寺アニメーション映画祭」が2月25日、武蔵野公会堂(武蔵野市吉祥寺南町1)で始まる。

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 吉祥寺在住だった編集家・竹熊健太郎さんの提唱で2005(平成17)年にスタートした同映画祭。アニメーション評論などを手掛ける氷川竜介さん、アニメーション史の研究家・津堅信之さんを審査員陣に迎え、吉祥寺在住のアニメーション制作スタジオと共に「面白いアニメーション作品を積極的に評価したい」と回を重ねてきた。

 25日は第43回オタワ国際アニメーション映画祭グランプリをはじめ、各国の映画祭で賞を獲得した長編アニメーション映画「音楽」の上映会とトークショーを行う。監督の岩井澤健治さんは第4回、第5回の吉祥寺アニメーション映画祭でグランプリ全部門を制覇。その後、大橋裕之さんの漫画「音楽と漫画」を長編アニメーション化した同作品を、自主制作で完成させた。制作に約8年かけ、4万枚を超える作画を全て手描きで作成した。竹熊さん、津堅さんを相手に行うトークショーでは、岩井澤さん本人がこれまで明かしていなかった作品の解説などを行うという。開場は18時30分。入場料は1,000円。

 26日は3本のプログラムを予定する。プログラムAは2016(平成28)年から2018(平成30)年にかけて同映画祭でグランプリ各賞を受賞した見里朝希監督の「PUI PUI モルカー」ディレクターズセレクトを上映。「モルカー」の折り紙風船作りと、写真のコマ撮りで作る立体アニメーションの体験ワークショップ(所要時間各5~10分)も行う。上映は13時30分~、14時~の2回。ワークショップは13時から会場受付で整理券を配布する。

 16時からのプログラムBは「PUI PUI モルカー」と、「あたしだけをみて」など見里監督が手掛ける7作品を上映する。17時15分からのプログラムCは「コララインとボタンの魔女」上映&トークショーで、ゲストに同映画祭審査員でストップモーションアニメーション作品などを手掛ける中村誠監督を招く。全て入場無料。

 27日は同映画祭公募作品の中から最終選考を通過したノミネート11作品を上映し、その後グランプリほか各賞の発表と授賞式を行う。講評とトークセッションでは、同映画祭審査員陣に加え「装甲騎兵ボトムズ」などの作品を手掛ける高橋良輔監督をゲストに迎え、今年の応募作品についてや、未来のクリエーターに向けた展望などを話す。開場は14時30分。入場無料。

 今月27日まで。

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