吉祥寺の中道通りで障がい者が作った雑貨やアート作品のみを扱うセレクトショップ「マジェルカ」(武蔵野市吉祥寺本町3、TEL 0422-27-1623)が10月1日、日本産アコヤ真珠のアクセサリーがカプセルに入ったガチャガチャを店頭に設置し販売を始めた。
ガチャガチャに入っている日本産あこや真珠を使ったアクセサリー
ガチャガチャの企画・販売は、アコヤ真珠を中心に卸売りと加工を手掛ける宇和海真珠(愛媛県宇和島市)。中身のアクセサリーは小粒だったり傷が付いたりして規格外だった真珠を、地元の障がい者施設8カ所に依頼して加工したもの。同社は中道通り商店会会員で、真珠を専門に扱う「Pearls Whit(パールズ・ホワイト)」への卸元。縁あってマジェルカの紹介を受け、ガチャガチャ設置となった。
「アコヤ真珠ガチャ」設置について、同店の藤本光浩社長は「地場産業と福祉施設のコラボレーションに面白さを感じた。全国でもこういうモデルが広がるといいと思った」と話す。「ガチャガチャの真珠アクセサリーを見て、各地域の福祉施設を社会資源として活用する方法があるということを多くの方に知っていただきたい」とも。
赤い色のガチャガチャは2台で、1粒スルータイプのネックレス、1粒固定タイプのブレスレット、指輪の他にイヤリングが入るものが1台、ピアスが入るものが1台となる。真珠はピンク色や青みがかったものもあり、全てに「日本産アコヤ真珠認定証」と1年間の製品保証が付く。2種類入りの「当たり」カプセルも用意。料金は1,000円(500円玉2枚)。
「ガチャガチャを目的に来店する方が非常に増えた」と藤本さん。中道通りを歩く大人も子どももガチャガチャの赤い色に目を引かれるようで、「これをきっかけにマジェルカが扱うウェルフェアトレードの雑貨に興味を持っていただければ」と来店を呼び掛ける。
営業時間は11時~19時。