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吉祥寺の雑貨店がリモートショッピング 会話しながら買い物機会提供

スタッフがタブレットを片手に店内の商品を案内する(写真提供=マジェルカ)

スタッフがタブレットを片手に店内の商品を案内する(写真提供=マジェルカ)

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 吉祥寺の中道通りで障がい者が作った雑貨やアート作品のみを扱うセレクトショップ「マジェルカ」(武蔵野市吉祥寺本町3、TEL 0422-27-1623)が4月、Zoomを使って店内の商品を会話しながら選んで購入するリモートショッピングを始めた。

 コロナウイルスの影響による自粛要請を受けてショップを閉め、レンタルギャラリーの使用もキャンセルが相次ぐ同店。スタッフの伊藤みのりさんは「今はオンラインショップの販売が中心だが、店の営業を応援してくださる皆さまのために私たちが何かできることはないか」と考え、「店内にお客さまがいない今だからこそできるサービスとして始めた」と言う。

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 利用は予約制で、ホームページのQRコードから希望日時を選ぶ。予約前日にZoomの利用方法が届き、当日の予約時間になったらZoomにアクセスしてマジェルカのスタッフとつながり、買い物を始める。支払いはオンラインショップを利用する。

 スタッフが商品を紹介するだけでなく、「お客さまが主体となって、雑貨を探して見て回るのを会話しながらお手伝いする」という伊藤さん。「店内には楽しくなるものがあふれている。実際に店に来ているように買い物を楽しんでほしい」とも。

 閉店への対策として考えたリモートショッピングだが、「遠方や障がい者など今まで来店が難しかった方も気軽に来店できることや商品の背景に興味のあるお客さまと作り手をつなげて制作への思いを直接お客さまに伝えることができるという可能性を感じている」と伊藤さん。利用客からは「地方でなかなか吉祥寺に行けないのでありがたい」「自粛生活なのでおしゃべりしながらの買い物がうれしかった」などの声もあるという。

 藤本光浩社長は「障がい者が作る雑貨を扱い、障がいがある人の働く場として9年間、吉祥寺で苦労しながら営業してきた。この先もこの場所で活動を続けていけるか、今、最もリアルで大きな危機感を持っている。緊急事態宣言が延長され、外出自粛が続く中でも大勢の方がマジェルカを応援してくださると改めて実感して頑張る力を与えてもらっている。毎日が決断の連続だが、今やれることをやっていきたい」と力強く話す。

 リモートショッピングは11時~17時。当面は5月末まで。参加方法はホームページで案内する。

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