吉祥寺の「ギャラリー永谷2」(武蔵野市吉祥寺本町1)で6月29日から、京都の若手個人クリエイターが手掛ける11のブランド、店舗を集めた「京都モード 参」が開催される。
主催は京都で洋服生地の着物店「ミミズクヤ」を営む花山菜月さんと、ジビエとワインのビストロ「地球の幸せを夢みるバク」を営む竹内和歌子さん。一般的に知られている「古都」としてのイメージの京都だけではなく、若手の個人が作り出す「新しい京都のクリエーションとその空気感」を発信することで、京都の魅力、楽しみ方など新たな側面を知ってもらうことを目的に活動する。
今回3回目を迎える同イベント。京都で活躍するアパレル店、食品や雑貨店、アーティストなど若手個人クリエイターたちとのつながりの中で、「伝統とアートが融合した新しい京都カルチャー」を「京都モード」と名付け、京都から全国、世界へと発信する。
吉祥寺でイベントを行うきっかけについて、担当者は「東京に住んでいる人やよく行く知り合いなどに、ギャラリーでの展示販売でおすすめの場所を聞いて回ると、全員が『吉祥寺』の名前を挙げたので吉祥寺に決めた。活気があり、昔ながらの文化も新しい文化も共存する吉祥寺の街は『京都モード』のコンセプトにもぴったりだったと思う」と話す。
出展者は主催の2店のほか「imageréel」(帽子)、「おんらく市場」(ひょうたんスピーカー)、「かよくらふと」(紙雑貨)、「京都ぎょくろのごえん茶」(茶)、「Subikiawa食器店」(ガラス食器)、「中村風鈴店」(風鈴)、藤村洋介(木版画)、「23fumi」(アクセサリー)、「マヤルカ古書店」(古書)。
担当者は「前回、前々回ともにこだわりを持った京都若手クリエイターの作品を展示販売する形で開催した。近隣にお住いの方やお勤めの方々などがフラッと立ち寄ってくださったり、中には4日間の期間中、2回3回と続けて足を運んでくださった方もいらっしゃった。今回も、開催前からすでに参加表明してくださったリピーターの方が何人かいらっしゃる」と話す。
「物産展などでは見られない、少し実験的なものや、新しくて面白いものを取り扱う店がそろったのでは。季節柄『初夏の京都』が感じられるラインアップも。京都が好きな方はもちろん、アートや伝統文化、京都の新しいカルチャーシーンに興味がある方にも楽しんでいただければ」と来場を呼び掛ける。
開催時間は12時~19時(最終日は15時まで)。7月2日まで。入場無料。