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吉祥寺の衣装・小道具工房が遠野市で「かっぱまつり」-友好都市で企画展

「遠野かっぱまつり」

「遠野かっぱまつり」

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 映画や舞台の衣装、小道具を手掛ける吉祥寺の「JAP工房」(武蔵野市吉祥寺南町1、TEL 0422-46-1436)が8月10日より、岩手県遠野市のカフェギャラリー「お休み処 やおちゅう」(遠野市中央通4、TEL 0198-62-3043)で、さまざまな手法で表現した「遠野のかっぱ」作品を展示販売する「遠野かっぱまつり」を開催する。

川上登さん作「河童童」(皮革工芸)

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 同工房がある武蔵野市の友好都市として、1988(昭和63)年より交流が続く遠野市。同展では同市出身の伝統工芸金工師・泉公士郎さんを発起人に、さまざまなジャンルのアーティストたちが、現代の感覚で「かっぱ」を表現する。

 「参加するのは、重要文化財の修復も手掛ける日本の伝統工芸の第一人者をはじめ、映画やテレビの特殊美術で活躍する造形師、国民的アイドルの衣装デザインを手掛ける衣装デザイナー、誰もが知る某キャラクターを創造したイラストレーター、大手宝飾ブランドのジュエリーを手掛けるデザイナー、さらに遠野在住の作家たち。眺めれば眺めるほど、不思議で妖しく、魅力的なかっぱたちが展示されている。じっくりと腰を落ち着けて鑑賞していただければ」とPR担当の吉川剛史さん。

 発起人の泉さんの金工の後輩で、同展を企画したカワカミノボルさん(JAP工房)も「2年前に遠野を訪れた際に、『かっぱにはもう会いましたか?』とあいさつ代わりのようにお話しいただくのがとても印象的だった。多くの方々にお世話になり、その恩返しと、ぜひかっぱに会いたいという思いで企画した」と話す。

 「遠野在住の人はもちろん、友好都市である武蔵野市在住の人が足を運んでも満足いただける展示会になった。ぜひ豊かな自然と日本の良き文化が残る遠野を訪れ、『遠野かっぱまつり』と遠野を堪能してほしい」と来場を呼び掛ける。

 参加予定アーティストは、川上登さん (彫金・革細工、「JAP工房」)、YOU-KO(ユーコ)さん(デザイン・書画、「JAP工房」)、長井一馬さん(彫金家)、杉本末男さん(カッパ造形家)、永井煌晟さん(吹きガラス作家)、前田中さん(根付け作家)、小此木謙一郎さん(造形)、石渡美穂さん(服飾)、絵獅匡さん(「画龍人」)、エサカマサミさん(イラスト)、Michi66さん(ぬいぐるみアーティスト)、エラダレイジさん(グラフィックデザイナー)、まいける からわたさん(漫画家・妖怪造形家)、浜口順二さん(宝飾彫金家)、松田守和さん(「smile_mammy」創り手)、流音さん(フィギュア原型士、「幻妖商会」)、松井健介さん(「JAP工房」)、特別出品・泉公士郎さん(金工)。  

 開催時間は11時~21時。不定休。9月17日まで。

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