クラフトビールを 含む生ビール10種類と肉料理やソーセージなどを提供する「クラフトビール×肉 GRILL(グリル)屋」(武蔵野市吉祥寺本町2、TEL 0422-27-5160)が11月2日、吉祥寺の大正通り沿いに建つ商業ビルの半地下にオープンした。
テーブル3卓を備える「クラフトビール×肉GRILL屋」の店内 他にカウンター席も
府中・調布・吉祥寺でワインバルや日本酒バルなどの飲食店を展開するドレスサークル(府中市)が経営する同店。場所は9月30日に閉店した同社経営の「吉祥寺餃子バル あわ屋」跡。社長の雨宮春仁さんは、メインの料理をギョーザから肉グリルに変えた理由について、「正直、人手不足」と話す。「ギョーザを作るのは本当に時間がかかる。飲食業界から人が去る傾向がある中、効率化を図った」とも。
店舗面積は約14坪。店内にはカウンター6席、テーブル3卓と椅子20脚、テラスにはテーブルと椅子3脚を備える。立食時は最大30人を収容。
「クラフトビールの繊細な味わいを楽しんでもらうには肉が合うと判断して決めた」というメニューは、厚みのある鋳鉄製のスキレット鍋に山盛りしたサイコロステーキ、チキンステーキ、ポテトフライにチーズやレッドチリなどから選んだ特製ソースをかけた「肉のマウンテン」(2,180円)、杜仲茶を餌に混ぜて育てた岩手県産の豚を使った6種類のソーセージ(2本480円)、東京・日ノ出町の野菜と自家製ドレッシングの「ベーコンとキノコのホットシーザーサラダ」(1,180円)なと。他に、パスタ、揚げ物、ナンピザ、デザートなどを用意する。
生ビールサーバー「タップマルシェ」2台で提供するビールは、「今月のクラフトビール」(790円SPRING VALLEY JAPAN ALE香)1種類を含め、東京ホワイト(720円)、瀬戸内ヴァイツェン(820円)、ブルックリンラガー(880円)など10種類を常時そろえる。フルーツジャーで提供するファジーネーブルやライチグレープフルーツなどの果物を使ったオリジナル生カクテル(680円)、RIKUハイボール、緑茶ハイ、グラスワイン(以上580円)なども。
「みんなが新しいものを求めて集まってくる街、吉祥寺」で出店を続ける雨宮さん。「クラフトビールがはやっているとはいえ、文化はまだ広まっていない。まずは気軽に飲んで楽しんでほしい。気取らず店に立ち寄ってもらえたら」と来店を呼びかける。
営業時間は17時~23時(土曜・日曜・祝日は14時~)。