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武蔵野の「cave」で防災の日と開業2周年に合わせたイベント 防災意識高める

防災フェーズフリーアイテムとして並べる「オーラスピース」

防災フェーズフリーアイテムとして並べる「オーラスピース」

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 防災とエコロジーをテーマにしたイベントが8月31日から、防災をコンセプトにした店「cave」(武蔵野市西久保3)で始まる。

「cave」外観

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 多摩地区を中心に商業施設や公共施設、マンションなどの消防設備点検、保守を手がけるソニック防災が2021年9月に開業した同店。住宅用消化器のほか、普段の生活でも使える機能的な商品、環境に優しいグッズなどを扱ってきた。9月16日には開業2周年を迎える。

 店主の鈴木雅子さんは「武蔵野消防署、市役所防災課からの紹介もあり、地域の方に防災にまつわる店として認知してもらっていると実感している。アロマの店内芳香が非常に好評で、香りに癒やしを求め生活に取り入れる方が増えた。無添加素材で作る長期保存可能なせっけんもほとんどの人がリピートしてくれている」と話す。

 今回のイベントは9月1日の「防災の日」と、開業2周年に合わせて開く。店頭には日常、非常時問わず活用できる「防災フェーズフリー」アイテムとして九州大学の乳酸菌研究を基に生まれたオーラルケアブランド「オーラスピース」の歯磨き、口腔(こうくう)ジェル・スプレー、ペット用歯磨き、植物成分100%の濃縮オイルクリーム「フェイスピース(乳液)」を並べる。

 鈴木さんは「口腔ジェルは飲み込んでも安全な食品成分100%で、赤ちゃんからお年寄りまで使用してもらえる。生分解性100%で環境負荷も少ない」と話す。

 ほかにアップサイクル(廃棄物など不要なものに価値を与えて新たな製品へ再生する)のバッグ、アロマキャンドル缶、アートトワレ(壁掛け用緊急トイレ)、住宅用消火器や缶詰などを並べる。「缶詰は手土産にも利用してもらえるような、中身も価格も少しぜいたくなもの。災害時こそ普段のような食事やおいしいものが食べたかったという被災者の声から誕生したと聞いて取り扱っている」と鈴木さん。

 「最近は来店する人の興味や関心を考え、防災があまり身近にない20代から60代をターゲットとし、防災アイテムにもなる『人、地球、に優しいモノ』をテーマにサステナビリティーに重点を置いた日用品をメインに扱っている。自分自身が持ち歩いている個人的な防災ポーチの中身もディスプレーするので、防災を身近に感じてもらえたら」と呼びかける。

 木曜・金曜・第1、第3土曜のみ営業(9月9日も営業)。営業時間は12時~17時。9月9日まで。

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