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吉祥寺「UNRESS」が吉祥寺の地図柄のバンダナ製作 5色を展開

5色並ぶ「We Love Kichijoji Bandana」

5色並ぶ「We Love Kichijoji Bandana」

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 吉祥寺に拠点を置くファッションブランド「UNRESS(アンレス)」がバンダナ「We Love Kichijoji Bandana」を製作し、新色を加えた5色展開で販売を始めて1カ月になる。

吉祥寺の地図をデザインしたバンダナ

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 子どもの頃から30年以上吉祥寺に住むデザイナーの矢嶋勇亮さんが率いる同ブランド。バンダナには吉祥寺駅を中心に井の頭公園、商業施設や飲食・雑貨店などを記した地図を全面にデザインし、昨年11月に白と黄色の2色を製作した。製作のきっかけについて矢嶋さんは「新型コロナウイルスの感染拡大に伴って緊急事態宣言が出た2020年5月、吉祥寺の店も客足が減り苦しい状況にあった。そこでチャリティーとしてバンダナを作り、その売り上げを掲載店舗に還元できたらと考えたのが始まりだった」と話す。

 1作目の大きな反響を受け、本腰を入れて2作目の製作に取り掛かろうと考えた矢嶋さん。「よりクオリティーの高いものにしたい」と、地域の情報メディア「吉祥寺ファンページ」を手掛ける山岸学さんに声を掛けた。

 掲載する店舗などをセレクトした山岸さんは「少しでも街の経済活性につながるのであれば力になりたいと思った。店舗は吉祥寺だと分かるランドマーク的な商業施設をはじめ、吉祥寺らしい個人店、あまり知られていないけれど知ってもらいたい通な店も含めてバランスよく選んだ」と話す。

 デザインは前回に続き、矢嶋さんの同級生でアーティストのSnさんが担当した。「リアルな地図にデフォルメした建物を入れ、どこかファンタジーな世界に仕上げた。ビンテージのバンダナなども参考に、懐かしさと吉祥寺の『今』を感じてもらえたら」と矢嶋さん。

 100枚以上刷った白と黄色のバンダナは販売直後に完売し、新たに青、緑、ピンクを加えた5色を展開する。山岸さんは「ヘッドスパの店がお手拭きとして使うほか、額装してアートとして楽しんでいる人もいる。いろいろな使い方ができるのもバンダナならでは」と話す。

 矢嶋さんは「掲載の許可を取るために回る中で、商業施設や地元の人との新たなつながりが生まれたことも大きい。地元で新たなバンダナ製作の企画も進行している。10年後も20年後も楽しんでもらえるような愛着のあるバンダナになれば」と期待を込める。

 サイズは54センチ角。価格は2,420円。UNRESSのオンラインショップのほか、市内にある「toulouse吉祥寺」「YEAH」で販売する。

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