吉祥寺音楽祭実行委員会が現在、第20回を迎える「キチオンコンテスト」へのエントリーを受け付けている。
「アポンタイム」をモデルに、今年初めて制作したコンテストのポスター
1986(昭和61)年、街の活性化を目指し地元有志が始めた「吉祥寺音楽祭」で今年もハイライトとなる同コンテスト。今年で第36回を数える音楽祭には、これまでプロ・アマ問わず多くのミュージシャンが参加してきた。コンテストからも毎年、個性あふれるアーティストを輩出している。
1次審査を通過したアーティストは、10月17日に吉祥寺シアター(吉祥寺本町1)で行う決勝大会に出場できる。大会には10組ほど出場する予定で、グランプリバンドは、来年のゴールデンウィークに吉祥寺駅前の特設ステージで行う「キチオンスーパーステージ」への出演権を獲得できる。併せて、1年間にわたり武蔵野三鷹地区のコミュニティーFM局「むさしのFM」への番組出演や、吉祥寺で行うさまざまなイベントへの出演機会も提供するなど、実行委員会が積極的に活動を応援する。
2020年のグランプリバンドは「アポンタイム」。三輪卓也さん(ギターボーカル)を中心に、のんさん(キーボード)、タクミユウキさん(バス)、向井ユウスケさん(ドラムス)の地方出身の4人が2019年に結成したバンドで、今年は同バンドをモデルに初めて、コンテストのポスターも制作した。
エントリーできるのは、オリジナル曲のみ。2曲まで。実行委員長の三次耕平さんは「『受賞をきっかけにファンが増えた』と、受賞バンドメンバーから喜びの声も寄せられている。自分たちのサウンドをたくさんの人に届けたいという情熱をもったバンドの応募を期待している」と呼び掛ける。
締め切りは7月31日。当日到着分まで。エントリーの詳細はホームページで確認できる。