吉祥寺の東急裏、西三条通りのビル地下1階で熟成和牛を提供する焼き肉店「エイジング・ビーフ吉祥寺店」(武蔵野市吉祥寺本町2、TEL 0422-27-6932)が4月28日で、3周年を迎えた。経営は都内と軽井沢でも「エイジング・ビーフ」を展開する新和(北区)。「エイジング・ビーフ」は2010(平成22)年、同社が商標登録した。
一頭買いした黒毛和牛を、温度1~3度、湿度60~80%で20日以上寝かせる「ドライエイジング」手法で熟成した肉を提供する同店。「吉祥寺は食に関してアンテナの高いエリア」と捉え出店してから3年。「コロナが流行し、逆境の時代を乗り越えていく大変さは今も勉強になっている」と話すのは店長の尾関岳さん。「スタッフが仕事に前向きに取り組めるよう、長として引っ張っていく大変さがあるが、接客業の楽しさや飲食業の奥深さを学んでもらっている」とも。
店舗面積は128.93平方メートル。無煙ロースターを備え、「トレンドを創り出す感度の高い人物をイメージした」という店内の席数は54席。6人掛けの個室1室を備える。
メニューは希少部位、赤身、本日のお薦めを3枚ずつ盛り合わせた「熟成和牛7種盛り合わせ」(3,129円)、「とろけるユッケ」(990円)など。タン塩(1,309円)、上ホルモン(979円)、レバー(770円)など、部位ごと注文することもできる。日替わりで用意し、スタッフが焼き上げる「塊肉200グラム~」もある。ランチは「お薦めの6種食べ比べ」(2,380円)、「お子さま焼き肉ランチ」(968円)など。テークアウトはハラミ弁当 (1,000円)、熟成和牛焼き肉重(1,500円)など。グラスに入った手作りデザート「グラススイーツ」(330円)は、白ワインゼリーとパンナコッタ、オレンジプリンなどを用意。ドリンクはグラスワイン(770円~)、特製生レモンサワー、ゴロっと生キウイとつぶつぶ白桃のサワー(以上528円)など。
3回目の緊急事態宣言が東京に発出された中、「ゴールデンウイーク中は来店が増えるタイミングだったが、今回はアルコールの提供も行わないため、なかなかお客さまの足は向きづらい」と尾関さん。「常にお客さまに楽しんでもらえる店でありたい。多くの方々にエイジング・ビーフのファンになっていただけたら」と来店を呼び掛ける。
営業時間は11時30分~15時(ランチ)、17時~20時(ディナー)。土曜・日曜・祝日はランチ16時まで、ディナー16時からの通し営業。コロナの影響により当面はこの時間となる。酒類の提供は停止する。