吉祥寺周辺で毎年10月に行われる恒例のイベント「吉祥寺ねこ祭り」が10月1日から開催される。
「むさしの地域猫の会」へのチャリティーイベントとして2009(平成21)年にスタートして以来、地域店舗の協力の下、地域密着型イベントとして発展し、今年で10年目を迎える。昨年は初の野外上映イベントのほか、恒例の猫カフェでの映画上映も行った。実行委員の細渕雅代さんは「スタンプラリー参加店舗も過去最高の店舗数になり、イベントに参加されたお客さまからは『行った店が猫グッズだらけで不思議な感覚』『ねこ祭りを通して新たな店を知った』など声をいただき、常連の方にも初めての方にも楽しんでいただけたのでは。猫商品が、前月から200%も売り上げアップした店舗もあった」と振り返る。
今回は映画上映会、落語会、猫の譲渡会、各種ワークショップなどのほかに、10周年企画として「饗宴-猫も喜ぶ音楽祭」と題した初の音楽イベントを、ライブハウス「スターパインズカフェ」(吉祥寺本町1)で行う。「『10周年を楽しくパーっと祝うなら音楽!』というシンプルな思いから企画した。吉祥寺には、昔からの街の顔的存在のすてきなライブハウスもあり、吉祥寺を盛り上げる当イベントでもぜひライブをしたいとも思った」と細渕さん。
出演者でメジャーデビュー20周年を迎える山田稔明さんは、愛猫との日々をつづった自伝的小説「猫と五つ目の季節」をはじめ、写真絵本、エッセー集なども手掛ける。ほかに「汝、我が民に非ズ(なんじ、わがたみにあらず)」「テンテンコ TENTENKO」「図書館」の総勢4組のアーティストが参加する。18時開場。入場料は、前売り=3,500円、当日4,000円(要1ドリンクオーダー)
併せて各アーティストの演奏の合間、ライブ会場で上映する猫の画像も募集している。募集画像は横サイズ(2000ピクセル程度)で、応募は10月11日24時締め切り。
細渕さんは「音楽祭をすることで『ねこ祭り』ファンはもちろんのこと、音楽ファン、今回ライブをしてくださるアーティストのファンの方々にも知ってもらえるのでは。10周年を祝うとともに、この先10年続けていくために、より多くの方々にイベントと吉祥寺の魅力を伝えるきっかけづくりをし、不幸な猫を1匹でも減らせることができれば」と期待を込める。
10月31日まで。