子どもから大人の本までさまざまな本を扱う古書店「おへそ書房」(武蔵野市境2、TEL 0422-69-0722)が7月20日、武蔵境の北口エリアにオープンした。店舗面積は7坪。
店主の小宮健太郎さんは約15年間、新刊書店に勤務した経験を生かし、同店を立ち上げた。小宮さんは「なじみがあった吉祥寺から小金井までの間で物件を探していた。武蔵境に決めたのは、たまたま良い物件があったことが一番大きいが、住んでいる人の数の割には書店が少なく、子育て世代の多い印象があったことも大きな決め手になった」と話す。
同店のオープンに先立ち、日用品と古道具の店「四歩」(吉祥寺北町)の店内で、併設するカフェ利用時に読んだり、購入したりできる同名の本棚を展開していて、現在も継続する。今回の店では、現在のところ絵本、文学、美術ジャンルを中心にそろえる。小宮さんは「オープン以降、武蔵境に本屋ができてうれしいと、想像していたよりも多くの方に喜んでもらっている」と話す。
「今後本の量をもっと増やし、お客さんの選択肢を広げることで、たくさんの人に喜んでもらえたら。すてきな一冊と出合えるような工夫を凝らし、書店として地道に、子どもにも大人にも楽しんでもらえるような店にしていきたい」と意気込みを見せる。
営業時間11時~21時。木曜定休。