書籍を中心に雑誌、文具、雑貨などを揃える「有隣堂アトレヴィ三鷹店」(三鷹市下連雀3)が「アトレヴィ三鷹」の改札外4階にオープンして約2カ月がたった。場所は2018年1月に閉店した書店跡で、売り場面積は書籍約91坪、文具約22坪。
「有隣堂」は1909(明治42)年、神奈川県横浜市で創業。東京、神奈川、千葉を拠点に書籍、文具などの販売ほか、音楽教室やカルチャーセンターなども展開する。社名は論語里仁(りじん)編「徳は孤ならず、必ず隣有り」に由来する。同店で56店舗目。
担当者は「三鷹駅の駅ビル内という立地を生かし、コンパクトなスペースながら厳選した品ぞろえで『日常使いにちょうど良い』書店を目指した。書籍だけでなく、メインとなるフェアコーナーには洋服や服飾小物なども展開していて、夏に向けて手拭いやストールなど、暮らしに密接した商品もそろえる予定」と話す。
店内には血圧計や血圧チェックシートを常設したコーナーも設けた。「50代後半から70代の方が多いエリアであると考え、来店した時に気軽に体調チェックするなど役立てていただけたらと思った。チェックシートは好評で皆さんにご利用いただいている。お薬手帳やお薬ポーチなど関連雑貨も並べている」と担当者。
「俺が選んだ傑作はこれだ!俺100リスト」と題し、同店店長が選んだ100冊を並べたオリジナルのブックフェアも展開する。担当者は「地域に密着した情報をフェアやイベントを通して発信していければ。同店からスタートした当ブックフェアは、ほかの店舗にも広げていけたらと考えている」と話す。
「駅を利用するビジネスワーカーだけでなく、ベビーカー連れのお客さまにも足を運んでいただいている。地域の方の生活の一部になってもらえるような店を目指していけたら」と意気込みを見せる。
営業時間は10時~21時。