パン店の集まるマーケット「パンイチ!vol.19~クリスマスシュトーレン特集」が12月9日、吉祥寺の商業施設コピス前吉祥寺デッキ(武蔵野市吉祥寺本町1)で開催される。
2014年にスタートし、2~3カ月に1回行ってきた同イベント。デッキの会場は2017年6月、3周年を機に「大パンイチ!」と題して開催以来、4回目となる。今回はパン店、焼き菓子店合わせて12店が出店する。
八王子で米粉パンなどを手掛ける「ブーランジェリーアツシ」や小金井公園近くのベーグル店「HOT BAGELS」をはじめ、イベントなどでレモンケーキはじめ焼き菓子を提供する「treat or treat」、発酵料理家の山田雅恵さんが主宰する「旅する発酵倶楽部」のほか、クラフトコーラーの専門店「TOMO COLA」などが並ぶ。
「パンのオオトヤ」を営むオオトヨウコさんとともに主催する「中田ベーカリー」の中田よし子さんは、「同デッキには常連さんや情報を知って興味を持ってくださった方だけでなく、通りがかりの人もフラッと立ち寄ってくださる。当イベントでしか手に入らない商品だけでなく、作り手が直接販売しているので、パンについて質問したり対話も楽しんだりしてもらえるのが魅力」と話す。
季節に合わせ、人気店舗のシュトーレンを集めた「シュトーレンセット」も50セット限定販売する。「クリスマスシーズンということもあり、シュトーレンをテーマにした。西欧の伝統菓子だが、日本のおせちのように日持ちがし、ナッツやドライフルーツが使われているので栄養もある。ドイツなどでは少しずつスライスして食べるのが一般的。日本でも浸透してきた伝統菓子で、この冬を楽しんでもらえたら」と中田さん。
「毎年すぐに完売してしまう人気のセット。今回は初登場の店も含め6店舗のシュトーレンが入る。店によって生地に混ぜる材料も違うので、それぞれの味を楽しみながら、好みのものに出合ってもらえたら」とも。
中田さんは、「ありがたいことに参加したい店舗も多く、来年は皆さんにより喜んでいただけるよう、少し規模を拡大する計画も進行中」と言い、「立ち上げから4年が経過したが、まだ知らない人も多いので広めて行きたい。夢はいずれ井の頭公園で開催すること。家族連れなどみんなに楽しんでもらえるようなイベントに成長できれば」と意気込みを見せる。
開催時間は12時~17時。入場無料(優先的に入場できる整理券限定30枚を10時30分より会場入り口で配布)。